
来日会見の模様
ディズニー/ピクサー最新作『モンスターズ・ユニバーシティ』の来日記者会見が26日、都内で行われ、ダン・スキャンロン監督、プロデューサーのコーリー・レイ氏、前作『モンスターズ・インク』に引き続き、日本語吹き替え版で声優を務める石塚英彦(ホンジャマカ)と田中裕二(爆笑問題)が出席した。
映画は子どもたちを怖がらせるモンスターのエリート校を舞台に、若き日のサリー&マイクの出会いと大学生活、そして、いかに彼らが町のエネルギーを生み出す“怖がらせ屋”の名コンビになったかを描き出す青春ストーリー。
『カーズ』『メリダとおそろしの森』などに携わってきたスキャンロンにとって、本作は長編監督デビュー作であり「ピクサーの信条でもあるけど、やはりストーリーの開発を一番大切にした。その点はどれだけ技術が発達しても、じっくり時間をかけて練り込まないとね」と説明。「観客にマイクの夢を応援してほしいから、彼の夢が生まれた少年時代を丁寧に描いた」とこだわりを語っていた。
ピクサー作品が人気シリーズの“前日談”を描くのはこれが初めて。レイ氏は「前作とは比べられないほど数多くのキャラクターが出てくるから大変だった。その分、スケール感も大きくなる。幸いピクサーは、スタッフ間の意見交換が密に行える環境だから、うまくひとつの作品にまとめ上げることができた」と自信を示していた。
吹き替えを担当するふたりも「あらゆる面で前作を上回っている。クオリティが高い分、プレッシャーもすごかった」(石塚)、「前作、吹き替えが好評だったので、自信をもってやろうと思った。今、世界で一番すごい映像だと思う!」(田中)と11年ぶりとなる続編の完成度に興奮した様子。スキャンロン監督は「おふたりとも、役柄のスピリットを深く理解していることが声から伝わってくる。再び、声を演じてもらい、とてもうれしい」と太鼓判を押した。
本作は6月21日に全米公開され、週末3日間の興行収入は8200万ドルを記録。このオープニング成績は、『トイ・ストーリー3』に次いでディズニー/ピクサー作品歴代2位の数字で、関係者は「日本でも興行収入50億円以上のヒットが望める」と期待を寄せている。
『モンスターズ・ユニバーシティ』
7月6日(土) 全国ロードショー 2D・3D同時公開
取材・文・写真:内田 涼
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