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マームとジプシーが再編集と完全リニューアルで過去10作を一気に上演 2017/6/26 14:15配信

藤田貴大

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結成10周年のマームとジプシーが、7月から全国6か所のツアーを行う。モチーフやテーマが共通する作品を3作ずつつないで再編集した3本と、フルスケールの1本、合わせて10本のマーム作品が用意され、出発地となる埼玉公演ではそのすべてが上演される。この大掛かりな取り組みについて、作・演出・主宰の藤田貴大は、まず「自分が20代で描いた作品をまとめて観たかったし、観てほしいと思った」と理由を説明。さらに「たとえば子どもがいる役を、以前は多少背伸びしながらやっていた俳優が、今はまさにそういう年齢になった。その変化も感じてもらえると思います」と上演の意図を語る。

唯一のフルスケールとなる『あっこのはなし』は、初演は2012年だが、内容を俳優の実年齢に合わせて完全リニューアル。30代男女の、恋や仕事にまつわる日常的な会話を紡ぐ。いわばマームの20代とこれからをつなぐポジションにある作品で「なんでもない話で進んでいくと思うんですけど、どうしてもいま必要な作品なんです」と藤田。ファンはもちろん、未見の人、見損ねていた作品がある人にも、マームの人気の理由を知る絶好の機会だろう。

全国ツアーでは長野県上田市のサントミューゼ 上田市交流文化芸術センターや福岡県北九州市の北九州芸術劇場、愛知県豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場などを巡演。各劇場で必ず2作品以上を上演する。これについて藤田は「作家なら誰しもそうだと思いますけど、ひとつの作品で自分のことを全部言えたことなんてないわけで、とすると、地方のお客さんは僕のその時の一部に触れただけで終わってしまう。だから、マームの色んな側面を観られるように、複数の作品を持って、いろんな場所に行きたいと思いました」と語る。初登場となる上田では、岸田戯曲賞受賞作を含む『ΛΛΛ かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと――――――』と「あっこ」を上演。2013年の『モモノパノラマ』以来、およそ4年ぶりとなる北九州では、「ΛΛΛ」のほか、『クラゲノココロ モモノパノラマ ヒダリメノヒダ』を上演。そして豊橋では、埼玉と同様にすべてを一挙上演。3日間、たっぷりとマームとジプシーの世界に浸ることができる。そのほか、北海道札幌市や兵庫県伊丹市でも上演予定。

取材・文:徳永京子

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