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望海風斗が念願の役「ファントムは幸せな瞬間が多かったのでは」 2018/11/6 16:30配信

望海風斗 撮影:三上 富之

望海風斗 撮影:三上 富之

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『ナイン』『タイタニック』のモーリー・イェストンが作詞・作曲を手掛けるミュージカル『ファントム』。日本では宝塚歌劇団宙組が2004年に初上演、その後再演を繰り返す人気作に、11月9日(金)より雪組が挑む。

主演のトップスター・望海風斗は、2006年・2011年の花組公演に出演して以来、ファントム役(エリック)に憧れていた。「蘭寿とむさん(2011年主演)が退団される時、エリック役のアクセサリーを私に“願掛け”のような意味を込めて贈って下さいました。上演が決まった時は、想いが叶ったという喜びがありました」と、望海は笑顔を見せる。

本作はガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」をもとに、ファントムの生い立ちまで深く描いた感動作。素顔を仮面で隠しオペラ座の地下に潜むファントムだが、稽古をしていくなかで、「彼にとって辛かったのは過去であり、クリスティーヌに出会ってからは幸せな瞬間が多かったのでは、と感じるようになりました」と話す。特に大切にしたいというのが、クリスティーヌの歌声を初めて聴いて自身も歌い出すナンバー『Home』。「天使の声を持つ人が自分の前に現れると、ずっと信じていたら現れたという場面で、彼にとって人生の変わり目であり、ものすごく嬉しい瞬間だと思います」

クリスティーヌ役はトップ娘役の真彩希帆。モーリー氏が稽古場を訪問する機会があり、「(ふたりの)『Home』を聴いていただいた時、ご自身がピアノを弾き始め夢が芽生えた子供の頃を思い出した、と言って下さいました」と望海。群を抜く歌唱力と表現力が、舞台でどう開花するのか楽しみだ。「1曲1曲に愛を込めて創られていることを直接お聞きできたのは大きいです」

またコーラスやダンスも本作の見どころ。「蘭寿さんがわりと“踊るエリック”だったのですが、私も結構踊らせていただいているので筋肉痛です(笑)。歌だけではなく踊りからも、苦悩や愛を表現できれば。また、コーラスの層の厚さが作品の不気味さや華やかさを映し出しているので、雪組のみんなに世界観を広げてもらいたいです」と仲間へ信頼を寄せる。

雪組トップスターになって3作目の大劇場公演。「この1年が5年に感じるぐらい詰まっていて幸せ。楽しいです」と言い切り、これまでで1番強く願い叶った夢は「トップスターになったこと」と屈託なく笑う。その舞台人としての充実ぶりと純粋さが、ピュアな芯を持つファントムに大きく反映されるだろう。

公演は11月9日(金)から12月14日(金)まで、兵庫・宝塚大劇場、2019年1月2日(水)から2月10日(日)まで、東京・東京宝塚劇場にて。

取材・文:小野寺亜紀

  • 望海風斗 撮影:三上 富之
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