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クラリネットは自分の声─日本音コン優勝者の中舘壮志 2019/1/16 11:00配信

中舘壮志 (C)宮森庸輔

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毎年秋に行なわれる「日本音楽コンクール」は、1932年からの長い歴史を持つ国内最高峰の音楽コンクール。「ピアノ」「ヴァイオリン」「声楽(歌曲)」「クラリネット」「トランペット」「作曲」の6部門で競った2018年度優勝者たちによる「第87回日本音楽コンクール受賞者発表演奏会」が、コンクール本選と同じ東京オペラシティコンサートホールで3月7日(木)に開催される。

クラリネット部門の優勝者・中舘壮志は、2016年第33回日本管打楽器コンクールでも第1位を獲得、2017年から新日本フィルハーモニー管弦楽団の副主席奏者を務める、次代を担う注目の若手奏者だ。2015年(クラリネット部門は3年に1度の実施)も本選まで進んだが(入選)、今回見事に最高の栄冠を得た。「3年前と比べて1番大きく変わったのは、オーケストラに入ったこと。たくさんの経験を積ませていただいているので、それがすべて音になったと思います。さまざまな作品に触れ、人前で吹く機会も圧倒的に増えたので、1音を出すことに対する意識が変わりました」

自分の表現を聴き手にどう伝えるかを考える。そんな、演奏家に求められる本来の姿勢が評価された結果がコンクール優勝なのだろう。「コンクールって、どうしても人と比べられることを意識してしまいますが、意識したところでしょうがない。自分の音で自分のベストを出せるように勉強する作業にひたすら取り組みました。それはコンサートと同じですね」

3月のコンサートでは、コンクール本選でも演奏したコープランドのクラリネット協奏曲を吹く。20世紀アメリカの作曲家アーロン・コープランドが、第二次大戦後まもなく、ジャズ・クラリネット奏者ベニー・グッドマンのために、ジャズの要素を取り入れて作曲した作品だ。「僕自身、初めて聴いたコープランドの作品がこのクラリネット協奏曲だったぐらいなので、もしかしたらあまり聴いたことがない方もいるかもしれませんが、温かい、人懐っこい感じのキャラクターの作曲家です。この作品では、曲の前半のゆったりした部分が、コープランドらしい音楽。そのあとアドリブっぽいカデンツァを挟んで、テンポの速くなる後半がジャジーな性格。クラシックとジャズ、ふたつのキャラクターの変化を楽しんでいただける音楽です」

12月の取材だったので、「クラリネットを漢字1文字で表すと?」と年末ネタっぽい質問を投げたところ、さほど考える間もなく、「声」と答えてくれた。「自分の声です。クラリネットは、音色もふわっとした感じで歌声に似ていると思いますし、音楽表現するうえで自分の考えを伝えるという意味での“言葉”でもありますから」

コンクール優勝で世代のトップランナーに躍り出た新鋭が、次のステップへの第一歩を、自分の「声」で高らかに宣言する。その瞬間を、ぜひ客席で共有しよう。

取材・文:宮本明

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