
川村卓也(横浜ビー・コルセアーズ)
泣いても笑っても残り10試合。今週末、『2018-19 B1リーグ戦』第31節でつばぜり合いを繰り広げる。『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19』に『B1 残留プレーオフ 2018-19』、はたまた勝率5割突破など、各クラブはそれぞれの目標に向けて、同地区のライバルたちとリーグ戦終盤を戦うのだ。
第31節で組まれたのは横浜ビー・コルセアーズ×川崎ブレイブサンダースである。神奈川ダービーを戦う両軍は明暗がハッキリ分かれている。川崎が33勝17敗・中地区2位に位置し、横浜は14勝36敗で中地区最下位に沈む。直接対決の成績を見ると、川崎の14戦全勝と一方的な展開となっているのだ。
横浜としては何とか1勝がほしい。ワイルドカードでは12チーム中9位。『B1残留プレーオフ』圏外の8位・秋田ノーザンハピネッツとは1ゲーム差である。だが、しかし、上ばかりを見ていられない。10位・滋賀レークスターズが1ゲーム差で迫っている。3月の成績を見ると秋田が2勝8敗、横浜が3勝7敗、滋賀が5勝5敗。強豪揃いの東地区を戦う秋田をとらえるのも可能だが、このままでは滋賀に追いつかれてしまう。3年連続『B1残留プレーオフ』出場を回避するためには1勝ずつ積み上げていくしかない。
そこで期待されるのがベテラン川村卓也だ。勝負どころでの存在感は33歳を間近に控えても色褪せない。ベテランが田渡凌、ブランドン・コストナー、アーサー・スティーブンソンの得点源を引っ張っていくのが、横浜の理想的な形である。
ただ、川崎を崩すのは至難の業だ。川崎は前節、新潟アルビレックスBBに67-62で勝利。これで首位・新潟に2ゲーム差に迫った。中地区優勝を視界に入れる川崎のモチベーションは高い。しかも、3月は9勝1敗。『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP』を睨み、調子を上げてきている。3月27日・新潟戦後、北卓也ヘッドコーチは「立ち上がりから集中したディフェンスを選手が見せてくれた。やはり新潟を62点に抑えられたのは大きい」と手応えを口にすれば、篠山竜青主将も「僕たちは中地区優勝を諦めていない。1試合たりとも負けられない。勝ち続けるのみ」とキッパリ。
『B1残留プレーオフ』圏外脱出を目論む横浜と、中地区逆転優勝を見据える川崎。それぞれのターゲットに向けて、負けられない神奈川ダービーに臨む。『2018-2019 B1リーグ戦』第31節・横浜×川崎は3月30日(土)・31日(日)・横浜国際プールにて開催。チケット発売中。
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