ジェフ千葉、サマユニで“コウジョウセヨ” 2019/8/8 16:00配信

ジェフユナイテッド市原・千葉のファン・サポーターは、一喜一憂する日々を過ごしていることだろう。

千葉は7月20日の『明治安田生命Ｊ２リーグ』第23節・アビスパ福岡戦で3-0の快勝。11分、GKのミスで千葉が先制すると、54分、左サイドを抜け出したMF為田大貴のクロスをDF増嶋竜也がヘディングで流し込み追加点。59分にはスルーパスに抜け出したFWクレーベがGKとの1対1を冷静に決めてジ・エンド。6試合ぶりの完封劇で1か月ぶりの勝利を飾ったのだった。

続く7月27日の横浜FC戦でも8分にハーフウェイ付近でボールを受けた為田が左サイドを独走し、そのままドリブルシュートを決め幸先よく先制するも、36分にコーナーキックから押し込まれてこぼれ球を同点。65分に松井大輔がこの日2点目となるゴールを見事なオーバーヘッドキックでズバリ。75分、レアンドロ・ドミンゲスにフリーキックを決められて勝負あり。1-3で悔しい敗戦となった。

7月31日・FC琉球戦ではエースが決定力を発揮。43分、左SB下平匠のクロスをクレーベが右足を伸ばし先制すると、62分に船山貴之のパスをペナルティエリアで受けたクレーベがゴール左隅にコントロールされたシュートを放った。守備も最後のところで踏ん張りを見せて、2-0の勝利。

そして前節、8月4日・鹿児島ユナイテッドFC戦でも28分・コーナーキックからクレーベが高い打点のヘッドで先制する。しかし、後半になると一転して鹿児島ペースに。主導権を握った鹿児島がパスをつなぎ同点に追い付くと、74分にはFW酒本憲幸に身体ごと押し込む執念のゴールを食らい1-2の逆転負けを喫した。

浮上のキッカケを掴んだかと思われる完勝劇の後の逆転負け、しかも前節は下位の鹿児島を相手にダメージの大きな敗戦となってしまった。これで千葉は7勝9分10敗・勝点30の15位、苦しい戦いが続く。

この歯がゆい状況にも、江尻篤彦監督は「後半プレスが弱くなったのは現実だが、頭を下げている場合ではない。顔を上げて次に勝点3を挙げられるように全力で取り組んでいきたい」と次節・愛媛FC戦を睨んだ。

『明治安田Ｊ２』第27節・千葉×愛媛FCは8月10日(土)・フクダ電子アリーナにてキックオフ。この日はホームタウンのシンボルのひとつである工場夜景をデザインした限定ユニフォームを選手たちが着用。ファン・サポーターには「サマーナイトユニフォームシャツ(工場夜景Ver. 通称サマユニ)」引換券を500円で販売。また、「コウジョウチャレンジ」と題した参加型イベントとして、「向上」ブースではキックターゲットなど、「工場」ブースでは新幹線ペーパークラフト体験などにチャレンジできる。チケット発売中。