
田村優(キヤノンイーグルス)
11月25日、キヤノンイーグルスの記者会見が行われた。アリスター・クッツェーヘッドコーチ、SH田中史朗、SO田村優が登壇し、次のように意気込みを語った。
「決して諦めない姿勢、エキサイティングなラグビーを見せたい。顔を上げて、賢い選択をし、強いアタック、相手をイライラさせるディフェンス、それにキックのスキルも見せられればと思っている」(クッツェーHC)
「見てて楽しいプレー、ひたむきなプレーを見せられれば。パナソニックでリザーブに回る機会が多くなり、『ラグビーワールドカップ』前に新鮮な空気を取り入れたくて、キヤノンに移籍を決めた。キヤノンは外国人籍選手と日本人のバランスが良く、ディフェンスからアタックにつなぐイメージがある。今までの僕の経験を落とし込んで、チームに貢献したい」(田中)
「キヤノンでいい成績を残したい。『ラグビーW杯』で日本代表がやったよりももっと難しいチャレンジになる。キヤノンはもっと強くなろうとしているところ。日本がアイルランドを倒すよりも難しいチャレンジになるがやっていきたい」(田村)
クッツェーHCは『W杯』で戦った田中&田村のコンビを「ファンタスティックなふたり、ふたりのリーダーを迎え入れることができてうれしく思う。9・10番は決定的な役割を担うフィールド上のコーチ。ふたりの『W杯』での活躍は誇りに思う」と評価するとともに、「重要なのはチームのカルチャー。ふたりの能力は疑いの余地はないが、チーム全員が揃った時にどうプレーするかが重要」と続けた。
また田村が「僕のツラさも理解してくれる心強い先輩が来てくれた。日本代表でもやったし、そばにいてくれるのはうれしい。ちょっとだけ尊敬しているので」と独特の言い回しでベテランSHを歓迎すれば、田中も「田村のレベルが高すぎてチームで浮いているように感じる。田村のレベルを落とすのではなく、チーム全体を上げて、田村を輝けるようにしたい。そうすれば『トップリーグ』の優勝も見えてくる」と孤高の司令塔のフォローを買って出た。
さらに田村はシーズンへ向けて「100%楽しむ。そもそもスポーツは楽しむことが基本」としながらも、「可能性は無限大。ここ3年くらいが選手として最高潮だと思う。僕のラグビー人生でまだ日本一は取っていない。そこは絶対に取りたい」と決意を語った。
キヤノンは2019年1月12日(日)・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場での『ジャパンラグビートップリーグ2020』開幕戦で神戸製鋼と激突。いきなり前年王者の本拠地に乗り込む。チケット発売中。
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