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いつもの春にいつもの鶴瓶噺を。 2021/3/19 14:30配信

撮影:源賀津己

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毎年春の恒例だった鶴瓶噺だが、新型コロナ感染症の影響により、昨年の公演は中止となってしまう。2年ぶりのライブに向けて準備万端のご様子の笑福亭鶴瓶だが、まったくもって力みはなく、あいも変わらず自然体だ。まずは、コロナ禍以降の変化について話を聞いた。

「一番の変化は、嫁と一緒にいる時間が増えたことですね。でも、しょっちゅう怒られているんです(笑)。もちろん、怒られるだけじゃなくて日常を一緒に楽しめてもいて、この間も町中華のおいしい店に行ったんですけど、メニューをどれにするか迷っていたんですよ。そしたら、ひとりでその店にやって来たおっさんがドアを開けた瞬間に”カツカレー!”と頼みはって(笑)。僕はそれがおもしろくてしょうがなかったんですけど、嫁は気づいていなかった。だから”あの人、今日のどのタイミングでカツカレーに決めたんやろうなぁ?”とひとこと足してしゃべったら、すっごい笑ってくれて。でも次の日には”あそことあそこ、電気がつけっぱなし”とやっぱり怒られましたけど(笑)」

本当にあった出来事をしゃべる鶴瓶噺は、その日常に若干の変化はありながらも、本質的には変わっていないようだ。では、そもそも笑福亭鶴瓶にとっての”非日常”とは、いったいどんな出来事をさすのだろう?

「……ないのかなぁ。非日常はないようになりましたね、いつの間にか。僕は、桂米朝師匠の”生まれるのも日常、死ぬのも日常”という言葉が好きなんですけど、その感覚というか。しかも、この世界で長くやらせてもらっているから、日常に起きる出来事の幅みたいなものが大きいんです。さっきの嫁さんとの日常はわりと小さなことかもしれないですけど、この間、さんまから電話がかかってきまして。ある番組への出演依頼の相談だったんですけど、どうしてもスケジュールの都合がつかなかった。だから”なんかあるからでられへん”と伝えたら”なんかってなに?”と。”いや、なんかいろいろあるらしいねん””だから、なんかってなんでんねん?”と延々と”なんかってなに?”と繰り返されて(笑)。さんまだから豪華にはなるけど、”カツカレー!”のひとことと同じで僕は日常のこういう出来事が大好きですし、それを自由にしゃべれるのが鶴瓶噺だと思います」

24時間365日を等身大ですごす男の日常が舞台上で生き直す鶴瓶噺。2年ぶりに、いつもの春が帰ってくることが待ち遠しい。

取材・文:唐澤和也

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