
芸劇eyes番外編 vol.3「『もしもし、こちら弱いい派─かそけき声を聴くために─』弱さを肯定する社会へ、演劇からの応答」が7月22日から25日まで、東京芸術劇場シアターイーストにて開催される。
2009年の野田秀樹の芸術監督就任以来、次世代の演劇界を牽引する若い才能を紹介する「芸劇eyes」シリーズを上演している東京芸術劇場。
3回目の上演が決定した番外編では、シリーズのなかでも、さらに選りすぐりの才能がショーケース形式で競演する。これまでの芸劇 eyes シリーズ番外編では、2011年6月に水天宮ピット大 スタジオを会場に上演した第一弾「20 年安泰。」で、ジエン社、バナナ学園純情乙女組、範宙遊泳、 マームとジプシー、ロロが参加。2013年の第二弾「God save the Queen」には、うさぎストライプ、 タカハ劇団、鳥公園、ワワフラミンゴ、Q が参加し、好評を博した。 第三弾では、『もしもし、こちら弱いい派―かそけき声を聴くために―』 と題し、いいへんじ、ウンゲツィーファ、コトリ会議の3団体が登場する。
企画コーディネーターの徳永京子は、「小さな水紋があちこちで自然発生するように、変化は複数の場所でほとんど同時に起きました。『弱さ』への評価です。勝った人が正しいという価値観のもと、強く、そのためには早く、大きく、多くと突き進んできたほころびが可視化されたこの10年、それとは異なるものへの気付きが広がっています。演劇でも数年前から『弱さ』の肯定を含んだ流れが生まれています。『弱さ=可哀想』ではなく、余白や愛嬌、知恵やしたたかさを味方に付けた表現を『弱いい派』と名付け、3団体を選びました」と今回の企画意図を語っている。チケットは現在発売中。
芸劇 eyes 番外編 vol.3 『もしもし、こちら弱いい派 ―かそけき声を聴くために―』 弱さを肯定する社会へ、演劇からの応答
日時:2021年7月22日(木・祝)~25日(日)
会場:東京芸術劇場シアターイースト
参加団体:いいへんじ(作・演出:中島梓織)、ウンゲツィーファ(作・演出:本橋龍)、コトリ会議(作・演出:山本正典) ※五十音順
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