
現在、新宿・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演中のこまつ座『頭痛肩こり樋口一葉』。演出の栗山民也が初日を迎えて「もう何度も出会ってきたはずの劇が、そのたびにその時の時代の空気感で違って見えてきます」と言うように、こまつ座の旗揚げ作品として上演を重ねる本作は、いまの現代を生きる人々の目にはどう映るのか。
観劇のみでも十分楽しめる本作だが、様々な視点から作品を読み解く場としてスペシャルトークショーが開催される。8月18日(木)13:00終演後は、麻上洋子名義で声優としても活躍し、現在では講談師としても活動中の一龍斎春水氏。21日(日)13:00終演後には、文芸評論家としてメディアでも活躍の明治大学文学部教授の伊藤氏貴氏が登壇予定だ。
「奇跡の14カ月」といわれる短い期間に多くの名作を残した天才女流作家・樋口一葉の新たな魅力をみつける貴重な機会になるだろう。
◆こまつ座『頭痛肩こり樋口一葉』スペシャルトークショー◆
8月18日(木)13:00公演後
一龍斎春水(麻上洋子)氏 (講談師・声優)
声優として麻上洋子名義で活躍し「宇宙戦艦ヤマト」森雪役など多数。
現在は講談師としても活躍
半井桃水の元へ「闇桜」を届ける所から始まる「樋口一葉伝」を創作。
8月21日(日)13:00公演後
伊藤氏貴 氏 (明治大学文学部教授)
大学で教壇に立つほかに、新聞での連載や高校生直木賞の企画など多岐に活動。
「お金に嫌われた一葉でなければ、歴史に残る名作は生まれなかった」という視点から、貧困という環境ゆえに生まれた一葉の名作を読み解く。
※スペシャルトークショーは、≪今こそ劇場へ行こう≫キャンペーンの一環として、
開催日以外の『頭痛肩こり樋口一葉』、7月の『紙屋町さくらホテル』のチケットを
お持ちの方も参加可能。
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