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注目の元宝塚演出家・上田久美子がオペラに挑む! 2022/10/14 昼12:00配信

上田久美子 (C)石阪大輔

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今年3月に宝塚歌劇団を電撃退団した気鋭の演出家・上田久美子が初めてオペラ演出を手がける。2023年2~3月「全国共同制作オペラ」。レオンカヴァッロ《道化師》とマスカーニ《カヴァレリア・ルスティカーナ》(上演名《田舎騎士道》)の2本立てだ。
舞台を現代の日本(関西)に設定し、《道化師》は巡回してきた大衆演劇一座の、《カヴァレリア》は同じ町の秋祭りの事件として描く。注目は、すべての役を歌手とダンサーがペアで演じること。
「情報を補いたかった。現代はドラマでもなんでも、すごく展開が速い。短時間にどんどん情報が入ってこないと集中力が持ちません。オペラは時間も情報もゆっくり流れていた時代のものなので、現代では情報量を増やしたほうがいい。とくに、オペラ初心者や、この作品を初めて観る方のためには」
ビギナーも楽しめるようにという視点から生まれた斬新な手法なのだ。
「ただ、休憩を挟んで2作品で同じことをやっても面白くないので、役割を変えようと思っています。《道化師》では芝居もできるダンサーに演技してもらって、歌手はあまり動かない。《カヴァレリア》ではコンテンポラリーダンサーたちが動きで心情を見せて、具体的な演技は歌手たちにやってもらう」
ダンサーが歌詞とは異なる心情を表現する場合もあり、通常の日本語字幕とは別に、その心情を文字にした字幕も出すという。
「私自身、オペラに行くと、つい字幕ばかり見て、舞台上の歌手を見ていなかったということがよくあります。なるべく視線を移動せずに読めるように、演じている人の近くに字幕を出すようにトライしたいと思います」
京都の学生時代、大学近くの名曲喫茶でアルバイトをしてクラシック音楽が大好きになったという。ウィーン・フィルを聴くためにウィーンまで出かけたこともあるというから筋金入りだ。「オペラの醍醐味は音楽」と言い切る。
「でも難しいのは、音楽だけで楽しめるようになるには、かなり聴き込まないとならないこと。だからちょっと情報を補って、初めて観る方もオペラ・ファンの方も楽しめるものを目指しています。どうぞお楽しみください」

全国共同制作オペラは全4公演。2023年2月3日(金)5日(日)東京芸術劇場、3月3日(金)5日(日)愛知県芸術劇場。出演は、アントネッロ・パロンビ(テノール)、テレサ・ロマーノ(ソプラノ)、柴田紗貴子(ソプラノ)、三井聡、柳本雅寛(以上ダンサー)ほか。指揮はアッシャー・フィッシュ。
(宮本明)

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