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大竹しのぶが初めての京都・南座で不朽の名作に挑む 2022/10/6 17:10配信

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日本演劇界の不朽の名作『女の一生』。森本薫が文学座に書下ろし、終戦直前の1945年に初演、杉村春子が主人公の布引けいを947回も演じたことで知られる作品だ。今回、2020年に段田安則の演出で杉村の当り役を大竹しのぶが演じた舞台が再演、初演時は公演中止となった京都・南座に2年を経て登場する。物語は、1905年から1945年までの40年間。孤独な少女だった布引けいが堤家に拾われ、その後長男の妻となって家業を守り成長、明治・大正・昭和とふたつの戦争を経て激動の時代をたくましく生き抜いていく姿を描く。京都・南座は初出演の大竹が来阪し、意気込みを語った。

「歌舞伎の人たちがすごく愛している劇場に立てるだけでうれしい」と、2年前に来るはずだった南座への初出演を喜ぶ大竹。初演時は「最初はどこか、杉村さんの代表作に挑戦する気持ちがあったかもしれないですが、稽古していくうちにだんだん自分のものになっていって。今は、もっともっと自分のものとして向き合える気がしているので、初演よりもっとおもしろく深くなっていく、と断言します(笑)」。出演は、堤家の長男に段田、次男は高橋克実、ほかに銀粉蝶、風間杜夫ら実力派がそろう。数多く共演している演出の段田とは「すごく信頼し合えています」。

充実した稽古の中、大竹が演じる上で大切にしたいのは「生活感」だと言う。芝居は三幕。「最初のみすぼらしい感じの女の子が、最後の方でこうやって人生を終えるんだなと。お客様に、流れた時間の幸せも不幸せも全部分かるようにできたらと思うので、一幕ごとにきちんと演じたいです」。77年前の作品が今も支持される理由を「この戯曲には心が洗われるようなすごく素敵なセリフがたくさんあるので、人の心に残るんだと思います」と話す。特に有名なのが『誰が選んだのでもない、自分で選んだ道ですもの』というセリフ。『間違いと知ったら自分で間違いじゃないようにしなくちゃ』と続く。「初めて言った時、体にクーッと力が入って、背筋がピーンと伸びる気がして。自分の言葉によって人間は強くなっていくんだと思いました。その強さが作品全体に流れていますが、強く生きることは決して本人が幸せな気持ちで生きられるものではないんだなと感じます」。

この芝居を初めて観る方へ。「結婚や仕事とか、誰もが人生で経験するだろうことを細かく描いた芝居です。布引けいがどれだけ必死になって生きてきたかを観てほしいですし、40年間を目の前で生き抜く役者のエネルギーももらっていただけたらうれしいです」。

公演は10月18日(火)から23日(日)まで東京・新橋演舞場、10月27日(木)から11月8日(火)まで京都・南座、11月18日(金)から30日(水)まで福岡・博多座にて。チケット発売中。

取材・文:高橋晴代

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