
スケートボードに情熱を燃やす主人公たちの姿を描いたアニメ『SK∞ エスケーエイト』。好評を博した舞台版の第1部に続き、第2部が上演される。今回初めて主人公の暦を演じる武本悠佑、第1部に引き続き暦の相棒・ランガを演じる滝澤諒、ふたりはこの作品をどのように感じているのだろうか。
――第1部を振り返って、どんなことを感じますか?
滝澤 みんなで0から創り上げたっていう思い出がありますね。“S”というレースをどう演出するかが大きな課題で、みんなで試行錯誤しながら、台車とアンサンブルの皆さんの力とで今までにない形でスケボーのレースを再現できました。
武本 今回は稽古2日目に、もう最終局面のレースの動きをつけたんですよ。最後に見る景色を見ることができて、目標地点がわかりました。これが仕上がったら観に来てくれたお客さん全員を感動させられるんじゃないかな。本当にすごく熱いストーリーで熱い演出になっていると思います。
――第2部での、自分の演じるキャラクターの見せどころは?
武本 暦は、周りのみんなが自分よりずっと格上だって気づいてどんどん落ち込んでいきます。それをどう乗り越えるかが見どころ。でもスケボーが大好きで、愛される部分がたくさんあるからこそ、ランガたちが支えてくれる。「みんな暦が大好きなんだな」と思ってもらえるような暦を創りたいですね。
滝澤 暦とランガが仲直りをするシーンが大好きなんです。原作を知っている方にとっても好きなシーンじゃないかと思うし、その場面を演じられることが嬉しい。すごく良いシーンで、「青春だな」という感じがします。
武本 楽しみですよね。キャラクター同士、年は離れていてもずっと一緒にいたり絆が生まれたり、青春に年齢なんて関係ないと思います。
滝澤 原作を知っている方にはこの舞台を観て「改めてこの作品に出合えて良かった」って思ってほしいし、原作を知らずに観た方には「アニメも見てみたい」って思ってもらいたい。原作へのリスペクトを込めつつ、舞台にしかできない表現方法で皆さんの心を熱くしたい。びっくりするような表現をした場面もたくさんあるので、ぜひ劇場に観に来てほしいと思います。
武本 どんな悩みを抱えていても、観たら必ず「前向きに頑張ろう」っていうマインドになって、今日よりもっと良い明日に踏み出せる。そんな作品だと思いますし、そういうステージにします。お楽しみに!
公演は1月11日(水)から15日(日)まで東京・THEATRE1010にて。1月14日(土)、15日(日)公演はライブ配信も実施。
取材・文:金井まゆみ
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