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新国立劇場ラインアップ発表 シェイクスピアのダークコメディ、「デカローグ」など 2023/3/9 10:20配信

撮影:黒豆直樹

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新国立劇場の2023/2024シーズンのラインアップ発表会見が3月7日(火)に行われ、各部門の芸術監督が出席した。

演劇部門のオープニングを飾るのはシェイクスピアの「尺には尺を」と「終わりよければすべてよし」。新国立劇場で2009年から12年にわたり「ヘンリー六世」、「リチャード二世」などの歴史劇を作り上げてきた制作陣が再集結! 演出に鵜山仁、キャストには岡本健一、浦井健治、中嶋朋子ら実力派俳優陣の名が並ぶ。2作が交互に上演され、キャスト全員が両作品に出演する。小川絵梨子芸術監督は「歴史劇と違った視点でシェイクスピアを綴っていきます。歴史劇ではどうしても男性の役柄が中心になりますが、この2作は女性が“軸”に置かれていて、違った魅力をお届けできると思います」と語る。

6作目となるフルオーディション企画では、演出に藤田俊太郎を迎え、小川芸術監督就任以来始まったフルオーディション企画で初のミュージカルとなる「東京ローズ」を上演。2019年に英国の「BURNT LEMON THEATRE」が製作し、日米ふたつの祖国に翻弄されながらも戦う女性の姿を6名の女性キャストで描く。

4月から7月にかけて上演される「デカローグ I~X」は、ポーランド出身の映画監督クシシュトフ・キェシロフスキの映画『デカローグ』の完全舞台化。旧約聖書の十戒をモチ―フにとある団地に住む人々の姿を10篇の物語で描き出す。小川芸術監督自身が20代の頃に見て「ずっとやりたいと思っていた」という本作。「人間の根源的な葛藤や悩み、『何が正しいのか?』ということを問い続けていく物語。日々の選択で犯す間違いや悩み、弱さ、それでも愛したいという思いなど、等身大の人間の姿を真摯に見つめる作品です」と語る。上演台本を須貝英が手がけ、小川と上村聡史が5篇ずつ演出を担当する。

小川が就任以来、力を入れてきた長期にわたって作品を育てていく「こつこつプロジェクト」も第3期がスタートする予定。さらにギャラリープロジェクトとして中高生向けのワークショップやバックステージツアーなども積極的に行なっていく予定だという。

コロナ禍における公共劇場の役割について問われた小川芸術監督は「公演を行なうだけの場ではないということが重要だと思います。たとえ公演ができなくともトークなど、やれることがあり、劇場に来れば“文化”がある。収益が出にくい部分ですが、だからこそ公共の劇場がやるのはよいことだと思います」とその意義を訴えた。

取材・文:黒豆直樹

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