映画ファンと、市民の熱いを想いを受け、ゆうばりファンタスティック映画祭が復活！ 2008/2/6 13:36配信

独自のプログラムと町をあげた取り組みが世界の映画関係者、ファンから高く評価されるも、夕張市の補助打ち切りにより休止を余儀なくされていた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が復活。3月19日(水)～23日(日)までの5日間の日程で開催されることが決まった。

1990年に始まった本映画祭は夕張市の財政破綻により2006年の第17回をもって一時休止を発表。しかし、「何とか映画祭を継続したい」という映画関係者の強い想いによって昨年は「ゆうばり応援映画祭」が開催されるなど“夕張ファンタ復活”への動きは衰えることがなかった。そして、今年、映画ファンや地元有志の地道な取り組みの甲斐あって、映画祭再開の運びとなった。

昨日5日に行われた記者説明会の席では招待作品も発表。オープニング作品は『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督が綾瀬はるか、小出恵介を主演に迎えたラブ・ストーリー『僕の彼女はサイボーグ』に、クロージング作品には人気児童文学を最新のVFXを駆使して映画化したアドベンチャー大作『スパイダーウィックの謎』に決定。そのほか、間もなく発表される第80回アカデミー賞でも候補となっている『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『JUNO/ジュノ』や、『カンフーハッスル』のチャウ・シンチー監督の最新作『ミラクル7号』など多彩な上映作品が揃った。また、新人監督の登竜門的存在として親しまれている「オフシアターコンペティション」も開催。全国から集まった256本から厳選された14本が上映され、グランプリを競う。

■招待作品
『僕の彼女はサイボーグ』(オープニング作品)
『スパイダーウィックの謎』(クロージング作品)
『最高の人生の見つけ方』
『Sweet Rain 死神の精度』
『JUNO／ジュノ』
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
『ミラクル7号』
『砂時計』
『相棒－劇場版－』
『光州5・18』
『アフタースクール』
『シューテム・アップ』

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008」
会期：2008年3月19日(水)～3月23日(日)
会場：夕張市民会館、ゆうばりホテルシューパロほか夕張市