
関智一(スネ夫)、木村昴(ジャイアン)、水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太) (左上より)、左下より有田哲平、三宅裕司、堀北真希、吉越拓矢(キー坊)、絢香、千秋 撮影・筧みゆき
『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』の完成披露会見が2月24日に行われ、ゲスト声優を務めた堀北真希、三宅裕司、有田哲平、主題歌を担当した絢香、レギュラー声優陣が揃って登壇、舞台挨拶を行った。今回、のび太たちの前に現れる謎の王女リーレを演じた堀北はアフレコ初体験。「小さい頃から大好きだったドラえもんの映画に参加させていただいて、とっても嬉しく思っています」と挨拶。同じく、小さい頃からドラえもんの大ファンだったという絢香は、今回の主題歌を物語を読んで書き下ろした。「改めて子供だけではなく、大人が感じなければいけないメッセージがたくさん詰まっているのが、「ドラえもん」なのだと感じることができました」。
今回の物語のテーマは、ずばりエコ! 裏山に棄てられた小さな苗木を自分で動けるようにしたドラえもんとのび太だったが、ある日「地球の緑」をすべて奪い取ってしまおうと考える「緑の星」の計画に巻き込まれてしまい…。地球温暖化、環境破壊というニュースが毎日のようにTVで流れ、学校でもエコについて授業で取り上げているほど、いまやエコは誰にとっても身近になりつつあるテーマ。本作では、エコを重く描くのではなく、友情、家族、自ら行動する勇気などたくさんのメッセージや希望を織り交ぜ、エコが身近な問題であることを訴え、「ドラえもん」ならではの問題提議となっている。三宅は、「テーマ的にも深い話になっています。どちらかというとお父さん、お母さんが考えて欲しい映画です」と絢香同様、大人への観賞を薦める。
昨年12月にお笑いコンビ「ココリコ」の遠藤章造と離婚した千秋は、「母子家庭の方も見てください」と、さまざまな家族形態に向けてPR。悪役として登場する有田は、「僕みたいにあごがしゃくれているキャラクターなので、探しやすいと思います」と笑いをとっていた。挨拶後、絢香が生歌を披露すると、その迫力と透き通った歌声に、子供たちは前のめりになりながら聴き入る。今回の主題歌「手をつなごう」には、「手をつなぐ温かさや自分のすぐ隣にいる人と手を繋いで前に進んでいこう」という想いが込められているという。
『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』は、親子で観て、ぜひ家庭で、エコについて、そしてモノや友達を大事にすることが“地球を大事にする”ということに繋がるという映画のメッセージを受け取って欲しい作品に仕上がっている。
『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』
3月8日(土)ロードショー
シネマぴあ作品情報『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』
取材・文:筧みゆき
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