
(C)2008 「犬と私の10の約束」フィルムパートナーズ
雑誌「Weeklyぴあ」調査による、3月15日公開の映画の満足度ランキングは、田中麗奈、福田麻由子主演の感動作『犬と私の10の約束』がトップに輝いた。2位にはディズニーがアニメと実写を巧みに組み合わせて描く最新作『魔法にかけられて』、3位に軍事政権による深刻な人権侵害と弾圧の続くミャンマーの実態を伝える衝撃のドキュメンタリー『ビルマ、パゴダの影で』が入った。(映画満足度ランキング表)
今週1位を記録した『犬と私の10の約束』はひとりの少女と一匹の犬の10年に渡る物語を描いている。動物と暮らしたことのある人であれば共感を呼ぶであろうエピソードが数多く登場することから「自分が犬を飼っていた頃のことを思い出して“もっと遊んであげれば良かった”と涙があふれた」「犬から教えられることは多いが、犬と一緒にいる家族からも教えられることも多い」など、自身の体験と重ね合わせながら、鑑賞した観客が多かったようだ。また、愛らしい犬の姿も好評で「人間と犬がふれあっている場面がすごく可愛かった」「犬が色々な技を見せるのがすごいと思った」などの声も聞かれた。上映中の劇場は小学生からカップルまで幅広い年齢層の観客で賑わっており、学校が春休みを迎える今週末以降、さらなる動員が期待される。
また2位の『魔法にかけられて』はアニメの世界のお姫様が現在のNYにやって来るという大胆な設定の作品。「今までのディズニー映画とはテイストが違う」「ディズニーがステレオタイプな物語を真っ向から否定していることに驚き」と観客は衝撃を受けつつも、「物語の面白さに引きこまれる」「愛の大切さを教えてくれる魅力的な映画」と、作品の面白さについては太鼓判を押した。また、先日の米アカデミー賞で歌曲賞に3曲同時ノミネートされた音楽についても高評価を与える観客が多く見られた。
その他、3月15日からはベルリン映画祭で2部門を受賞した鬼才・若松孝二監督の衝撃作『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』や、本年度アカデミー賞4部門を受賞した『ノーカントリー』などが公開されている。
詳しくは、上映スケジュールと映画チケットが購入できる映画満足度ランキングへ(本ランキングは、2008年3月15日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
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