
TOTO
TOTOとボズ・スキャッグス、盟友ふた組によるジャパン・ツアーが、3月20日、東京・JCB HALLにて幕を開けた。3000人の観客を前に約3時間に及ぶステージを展開し大盛況となった。
本公演は、TOTOとボズ・スキャッグスの“再会ツアー”として、発表後から話題となっているツアー。そもそも、このふた組の関係は、1976年にボズが発表したアルバム『シルク・ディグリーズ』にさかのぼる。本作の制作時に集められたバンド・メンバーが、後にそれを母体にしてTOTOが結成されたのだ。そして、TOTOはこのツアーを最後に活動を休止することを宣言、また、このツアーは日本のみで開催されており、世界的にみても歴史的なプレミアム・ツアーとなっている。
20日、本ツアーの初日。第一部にボズ・スキャッグス、第二部にTOTOという二部構成で行われた。軽く会釈をして、颯爽と登場したボズ。大人のロックをじっくりと聴かせるるムードたっぷりのステージで、音楽をたしなむ贅沢なひとときを作り出した。ライブ途中からは、TOTOのデヴィッド・ペイチ、スティーヴ・ルカサーを招き入れ、名曲「ウィアー・オール・アローン」「ロウダウン」など全13曲を披露した。
第二部のTOTOは、ボズのムーディーなライブとは打って変わって、ロックなステージを展開し、最初から観客は総立ちとなった。ベテランならではの余裕と自由奔放なステージに観客はクギヅケ。「アイル・ビー・オーバー・ユー」など全11曲を披露した。ボズの演奏にも参加していたデヴィッド・ペイチは、オリジナルメンバーとして長きに渡りTOTOのボーカル&キーボーディストとして活躍していたが、'03年に家族の病気を理由に脱退、このステージが5年ぶりで大ヒット曲「アフリカ」のボーカルをとり大歓声があがった。
本ツアーは、3月21日(金)東京・JCB HALL、22日(土)神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール、24日(月)・25日(火)大阪・フェスティバルホール、27日(木)愛知・名古屋国際会議場センチュリーホール、29日(土)・31日(月)東京・東京国際フォーラム ホールAで開催される。
この公演は、東京ドームシティ東口ゲートエリアにできた東京の新名所“MEETS PORT”のオープンを記念して、MEET PORT内に設けられた多目的ホール・JCB HALLでオープニング・イベントとして実施された。
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