
感激の長嶋一茂
長嶋一茂が製作総指揮、主演を務めた話題作『ポストマン』が、3月22日に初日を迎え、長嶋一茂をはじめ、共演した北乃きい、原沙知絵、小川光樹、主題歌を担当した小松優一が登壇、舞台挨拶が行われた。
子どもの頃からの「映画を作りたい」という夢を実現すべく、本作に取り組んだ長嶋。昨年の4月にクランクインし、1年を経て、いよいよ迎えた劇場での公開ということもあってか、挨拶を求められると、観客席に向かって深々とお辞儀をして、丁寧にお礼を述べる。お礼に続いて、「この作品には3つのメッセージが込められています。1つ目は、デジタル化が進む現代社会において、便利になっている半面で失ってしまった大切なことがある、ということ。2つ目は家族。いろんな家族の形がありますが、劇中で親子喧嘩をするシーンがあるように、家族が正面をきって、向かい合うことが大切だということ。3つ目は、夢を叶えるという思い。小学校の頃からの『映画を作る』という夢を叶えたい、という思いが自分の中にはずっとあったように、この映画を観て、若い頃の、熱い血潮を再び思い出してほしい」と熱い思いを語り、客席からは大きな拍手が沸き起こった。
長嶋の娘役を演じた北乃は、もし誰か一人にだけ手紙を届けるとしたら?と質問され、「今は亡き祖父に手紙を送りたい。お墓参りにも行ってないので、お墓に行くときに手紙を持って行きたいですね。このポストマンも楽しみにしてくれていたので」とコメント。また、小松優一は、「『手紙は人と人とをつなぐ言葉の架け橋』というセリフがとても気に入っています。自分も、歌を聞いてくれる人をつないで、曲を届けるポストマンでありたいと思っているので自分の思いとリンクしました」と述べ、長嶋の“伝えたいメッセージ”が、共演者にも伝わっていることを感じさせた。
今回の舞台挨拶が始まった直後、客席からサプライズゲストが登場、長嶋に大きな花束を手渡して観客席にすぐに戻ってしまうという出来事が。このゲストの正体は女優の安田成美で、突然の出来事に、会場にいた観客だけでなく、事前に聞かされていなかったマスコミ陣からもざわめきが。当の長嶋も驚きと喜びの表情を見せ、素敵なサプライズに大盛り上がりの初日舞台挨拶となった。
『ポストマン』東劇ほかにて公開中
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