藤原竜也と鹿賀丈史。映画『DEATH NOTE』の親子が、今度は「かもめ」で舞台初共演 2008/4/1 15:32配信

俳優の藤原竜也、鹿賀丈史、麻実れい、美波、演出家の栗山民也らが31日、東京・港区のTBSにて、舞台「かもめ」の製作発表会を行った。

「かもめ」は「桜の園」「三人姉妹」と並ぶチェーホフの代表作のひとつで、帝政が崩壊する前夜のロシアが舞台だ。登場するのは、美しい湖のほとりに住む作家志望の青年トレープレフ(藤原)と彼が恋する女優志望のニーナ(美波)。そしてトレープレフの母で大女優のアルカージナ(麻実)と、彼女がモスクワから連れて帰ってくる著名な作家のトリゴーリン(鹿賀)など。斜陽の一途をたどるロシア・インテリ層の人間模様を描く。

今回の見どころは、映画『DEATH NOTE』で親子を演じた藤原竜也と鹿賀丈史の舞台初共演だ。濃紺のジャケットを身にまとい、ひきしまった表情で現れた藤原竜也は、「(本作品に参加することで)新しい自分を発見できそう。しっかり丁寧に、また激しく演じられたら」と意気込みを語った。また藤原を「この年代ではナンバー１の俳優」と称した鹿賀は、「『かもめ』は力のある作品で、俳優を惹きつける力がある。上演するたびに違う作品に仕上がり、可能性の広い舞台。観た方の心に一番残る作品になれば」と、作品の魅力を噛み締めていた。また、舞台初共演になる藤原について鹿賀は、「同じ舞台に立つには、僕も相当竜也に負けないように頑張らないといけないな、と。それと、(藤原には)酒の席にあまり呼ばれないように気をつけようかな(笑)。結構、そういうところも元気なので」と、藤原の酒癖についてチラリと暴露しながら会場の笑いを誘っていた。

注目の公演は6月20日(金)～7月12日(土)まで東京・赤坂ACTシアター、7月18日(金)～27日(日)まで大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!、その後、広島、愛知で開催される。チケットは大阪のみ4月19日(土)、東京・広島・愛知は4月12日(土)一般発売。