
4月12日に公開される映画『ブラックサイト』。米国では既に公開され大ヒットしている本作は、人が死に至るまでを実況中継する殺人生中継サイト“killwithme.com”を仕掛けた知能犯と、FBIのサイバー捜査官による闘いを描いた作品。緊迫感溢れるサスペンス映画の中で、インターネット社会への警鐘を描き出した本作の公開を控え、シネマぴあでは社会学者で『暴走するインターネット-インターネット社会に何が起きているか』の著者でもある鈴木謙介氏を招き、一般の参加者と共に、“インターネットは危険なのか?”をテーマに討論会を開催した。
インターネット上の掲示板やSNSを通じて、世界中の見知らぬ人とコミュニケーションがとれるようになり、情報量の増加等、世界が広くなったと思われる一方、それらを悪用した事件も多々勃発している。が、PCや携帯の普及とともに、様々なインターネットサービスが急速に広まる中、“インターネットの危険性”を知らずに使っている人がいることは否定できない。今回の座談会では、そもそも殺人中継サイトがあったら見るか?という点から、本作のテーマである、人間の好奇心が死に至らせる=観ている側が凶器になるという点、また、今後のインターネットについて、といった内容について語っている。
プライベートでもビジネスでも欠かせない存在であるインターネット。便利な半面で起きている様々な事件の理由について、また、発展し続けるインターネットが今後どのようになっていくのか。どのようなことに利用できるのか。この機会に考えてみてはいかがだろう。
『ブラックサイト』
4月12日(土) 渋谷東急ほか全国ロードショー
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