
尾上菊之助
全7章からなるC.S.ルイス原作の傑作ファンタジーを映画化、大ヒットを記録した前作に引き続き、5月21日(水)にいよいよ公開となるシリーズ2作目『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』で、主人公・カスピアン王子の日本語吹き替えを務めた尾上菊之助が10日、都内のスタジオでアフレコ会見を行った。幼いころから日本芸能の名家に生まれ育ち、映画や舞台で活躍している尾上だが、声優は初挑戦となる。
身振り手振りを交えながらの収録に、記者から質問が飛ぶと、「体を動かさないと感情が出てこないことが改めて分かった」と舞台役者らしいコメント。舞台とは違い、相手役のいない1人での演技に「主人公が誰としゃべっているかによって、距離感とか声のボリュームも違ってくる。舞台では実際に分かっているが、声だけで距離感を出すのは難しかった。とても勉強になった」と初めての経験を振り返った。
「前作が大ヒットしただけにプレッシャーはないのか?」という記者の質問に対しては、「プレッシャーはなかったです。世界中で人気のある原作なだけに素晴らしい作品になることは分かっていました」と語り、「単なるファンタジーというのではなく、非常に大きなテーマ性のある、大人も子供も世代を超えて楽しめる映画だと思います」と作品をアピールした。
第2章では、前作でペベンシー4兄妹が黄金時代を築いたナルニア国から一転、戦闘民族の支配下で荒廃していく中、ナルニアの民と人間たちとの和解を願うカスピアン王子が、ペベンシー4兄妹とともに楽園を守るための壮絶な戦いが描かれる。カスピアン王子の「思い込んだら何も見えなくなって突き進む熱いところ」は尾上自身と重なるようで、「気品ある王子の風格をイメージして演じた」という日本語版王子の活躍ぶりも楽しみだ。
『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』
5月21日(水)全国超拡大ロードショー
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