
ここ数年ピューリッツァー賞の候補に名が挙がっていたボブ・ディランが、第92回目となる今年、ピューリッツァー賞特別賞を遂に受賞したことが4月7日に発表された。報道や作曲、文学等に与えられるアメリカで最も権威ある賞だが、ポピュラー音楽の演奏家に賞が与えられることは極めて異例。これまでも、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーンの二人のジャズ・ミュージシャンが死後受賞しているが、ロック歌手としては史上初の受賞となった。
50年にわたって音楽活動を続け、未だ精力的に活動をしているボブ・ディラン。昨年には初となるベストアルバム「DYLAN」を発売、また、4月26日より公開されるボブ・ディランの伝記映画『アイム・ノット・ゼア』では、ヒース・レジャー、ケイト・ブランシェット、リチャード・ギアら6人の人気俳優がそれぞれ6つのイメージのボブ・ディランを演じていることで話題となっており、ケイト・ブランシェットはこの役でアカデミー賞助演女優賞にもノミネート。“生ける伝説”とも“生涯現役のロックシンガー”とも言われるボブ・ディラン。アルバムや映画を通じ、今年、日本でも“ボブ・ディラン”がブームとなるかもしれない。
『アイム・ノット・ゼア』
4月26日(土)より、シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目ほかにて全国ロードショー
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