
人気漫画家・大島弓子の自伝的エッセイ漫画を映画化した『グーグーだって猫である』(9月公開)の完成披露試写会が開催され、小泉今日子、上野樹里、加瀬亮らが舞台挨拶を行った。3年ぶりの映画主演となる小泉は「子供のころから一番あこがれていた大島弓子さんの作品をやらせていただき、幸福な日々でした」と笑顔で感想を語った。
『グーグーだって猫である』は東京・吉祥寺で愛する猫と暮らす女性漫画家・麻子の生活を通じて、何げない日常の中にある“生と死”を見つめる物語。主人公・麻子を演じた小泉は「私も猫を飼っていまして、ひとりで女が生きていくさみしさもわかっていて、だから麻子という役はすんなりと入り込めるような気がしました」とコメント。3年ぶりの映画主演を務めるだけでなく、音楽を担当した細野晴臣と主題歌も担当するなど、本作への意気込みの高さを伺わせた。
本作には登壇者のほかにもお笑い芸人の森三中や、ギタリストのマーティ・フリードマン、吉祥寺在住の漫画家・楳図かずおなどバラエティに富んだキャストが出演しているのも楽しみのひとつだが、そんな個性的なキャスト陣を束ねたのは大の大島弓子ファンを自称する犬童一心監督。原作の魅力を「“毎日を大切に生きなきゃな”ってシンプルなメッセージを読む人の心に届けることができる大島弓子はスゴい」と分析した上で「映画も大島さんのやったことに少しでも近づければ」と本作に対する想いを語り、出演者たちもその言葉にうなずいていた。
挨拶後のフォト・セッションでは映画のもうひとりの主役である猫のグーグーが登場。その愛らしい姿に、会場中から歓声が上がった。
『グーグーだって猫である』
9月シネマライズほかにて全国ロードショー
チケットぴあに掲載されているすべてのコンテンツ(記事、画像、音声データ等)はぴあ株式会社の承諾なしに無断転載することはできません。
Copyright c PIA Corporation. All Rights Reserved.