
手形を胸にあいさつをするスタローン、ジュリー・ベンツ(右)、グレアム・マクタビッシュ(左)
前作『ランボー3 怒りのアフガン』から20年の時を経て、『ランボー 最後の戦場』が5月24日に公開される。公開に先立ち、本作のPRのためシルベスタ・スタローンが来日し、都内にて記者会見を行った。
会見には、スタローンのほか、共演のジュリー・ベンツ、グレアム・マクタビッシュも登壇。初めに、本作が初のランボーシリーズへの参加となるジュリーとグレアムから「このシリーズに出演できて、スタローンと共演できたことが光栄」とあいさつ。二人のあいさつ後、スタローンが登場すると、大勢のマスコミ陣が駆けつけた会場には大きな拍手が沸き起こった。
シリーズ4作目となる今回は、現在、サイクロンの発生で混乱が起きているミャンマーが舞台。戦いから遠ざかったはずのランボーが、ミャンマーの軍事政権による何の罪もない自国の人々への迫害を目の当たりにし、手製のナイフと弓矢を手にして、5人の傭兵部隊とともに、再び戦いに挑む。主演・脚本だけでなく、本作でシリーズ初監督を務めたスタローンは、「前作のランボーに満足していなかった。ミャンマーの内戦は、残念なことにあまり知られていない。見るのがつらい映画ではあるが、この映画を観て、ミャンマーの現状を伝えることができるのでは。今、サイクロンの被害もあり、ミャンマーの軍事政権の現状が明らかになっている。世界の目がミャンマーに向けられることで、少しでもミャンマーの現状が良くなれば」と本シリーズを20年ぶりに製作した理由について語る。
なお、続編について質問されると、「メキシコで500人くらいの女性が行方不明になっている。それを助けに行く、西部劇のような作品を作れたらと思っているが、まだ私の中で考えているだけで、実際にできるかわからない。が、その前にランボーにも楽しみを与えてあげたいので、結婚して、子供をつくってあげたいなと」と、本作で再び戦いに挑んだランボーだったが、一旦私生活の充実を図る(?)ことを表明。そんな楽しいジョークを交えた会見の最後には、実際に撮影で使用された弓が登場。スタローンがこれにサインをし、チャリティオークションにかけられ、ユニセフへ寄付されるという、最後までスタローンの“正義感”を感じさせた会見だった。
『ランボー 最後の戦場』
5月24日(土)よりスカラ座他全国東宝洋画系にてロードショー
チケットぴあに掲載されているすべてのコンテンツ(記事、画像、音声データ等)はぴあ株式会社の承諾なしに無断転載することはできません。
Copyright c PIA Corporation. All Rights Reserved.