
会見に登場したダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャック・ブラック(c)Kazuko Wakayama
カンヌ映画祭招待作品に選ばれた『カンフー・パンダ』に声の出演をするアンジェリーナ・ジョリーが、共演のダスティン・ホフマン、ジャック・ブラックらとともに大きなお腹でカンヌに登場し、街中を沸かせた。
今回のカンヌでコンペ作品として上映される『Changeling』(クリント・イーストウッド監督)にも出演するが、「人が見ると多忙に見えるかもしれないけど、そうでもない。実際は昨年も4カ月しか仕事をしていないの。今年もこの後はずっとオフにするつもり」。
『カンフー・パンダ』は、彼女にとって『シャーク・テイル』に続く2度目のドリームワークス・アニメ。今回の役柄は、主人公のパンダ、ポー(ブラック)がうらやむばかりの腕をもったカンフーの達人。
「子供のために出たというのも少しある。でも大部分は自分のため(笑)。私は、シリアスなドラマとアクション映画の両方をやらせてもらえてきたけれど、これは私がこなした一番すごいアクションね(笑)。私も彼女みたいにクールなことができたらいいなと思う。」
チベット問題を受けて、オリンピックをボイコットすべきかどうかが激しく論議されている今日。アニメとはいえ、テーマが中国であるため、インタビューではそれに絡んだ質問も飛び出した。
「大地震も含め、今、たしかにネガティブなことが起こっている。でも中国には美しい側面もたくさんあるわ。オリンピックの中継を見て怒りを覚えるかもしれないし、それも当然のこと。でも、中国の小さな子供たちは、ビッグなスポーツイベントが自分の身近にやってきたことがうれしくてほほ笑むでしょう。彼らにとって幸せな瞬間であるようにするべきよ」
取材・文:猿渡由紀
写真:若山和子、jean-Louis tornato
『カンフー・パンダ』7/26(土)丸の内ピカデリー1ほか全国ロードショー
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