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雑誌「Weeklyぴあ」調査による、5月17日公開の映画の満足度ランキングは、名門オーケストラとして知られるフィラデルフィア管弦楽団のメンバーたちに迫ったドキュメンタリー『オーケストラの向こう側~フィラデルフィア管弦楽団の秘密~』がトップに輝いた。2位に南アフリカで人種隔離政策と戦い続けたネルソン・マンデラの物語『マンデラの名もなき看守』、3位に『父帰る』の作者として知られる作家・菊池寛と彼を巡る人々のドラマ『丘を越えて』が入った。(映画満足度ランキング表)
今週1位の『オーケストラの向こう側~フィラデルフィア管弦楽団の秘密~』はアメリカの名門オーケストラで活躍する演奏家たちの歴史や、音楽に対する想いを描いた作品。劇場を訪れた観客たちは「クラシック音楽に詳しくない人でも楽しめる内容」「音楽好きはもちろん将来に対して悩んでいる人にもオススメ」「演奏家の意見からは、様々な考え方が垣間見られて興味深い」など、“音楽を演奏する人々の想い”を描いた内容に好評が集まった。タイトルに“クラシック”との言葉があるが、クラシック好きでなくとも充分に楽しめる作品の魅力が高い満足度を導いたようだ。
2位の『マンデラの名もなき看守』は、南アフリカで囚われの身となったネルソン・マンデラと、彼に出会ったことで変化を遂げていく看守の27年間に渡る物語。「人種問題をストレートに表現していて描き方に偏りがない」「テレビのニュースと物語を合わせた演出は、記録映画のようでリアル」と作品の完成度の高さを評価する声があると同時に「全編を通してマンデラの静かな怒りが伝わってくるようだった」「個人の生活を犠牲にしてでも信念を通す看守に胸を打たれた」と感動の声も多く寄せられ、幅広い年齢層の観客から熱い支持を得た。
その他、5月17日からはトム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンという3人のオスカー俳優が共演を果たした『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』や、俳優としても人気を博しているイーサン・ホークが監督を務めた切ないラブ・ストーリー『痛いほどきみが好きなのに』が公開されている。
詳しくは、上映スケジュールと映画チケットが購入できる映画満足度ランキングへ(本ランキングは、2008年5月17日(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
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