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何故撮り続けるのか? 日本最高齢の現役監督がその問いに答えた 2008/5/22 14:55配信

『午後の遺言状』や『ふくろう』などで知られる日本最高齢96歳(映画撮影時には95歳)の新藤兼人監督の最新作『石内尋常高等小学校 花は散れども』が完成。21日に都内で完成披露試写会が行われ、新藤監督、柄本明、大竹しのぶ、六平直政、川上麻衣子、豊川悦司が出席した。

本作は監督の出身地・広島県を舞台に、小学生からシナリオライターへと成長していく主人公と、子供たちを暖かく見守る小学校教師の姿を描く自伝的要素の強い作品。約2ヵ月に渡る広島ロケで新藤監督の演出を受けた俳優たちは「本当に光栄でした」(豊川)「なかなかこういう撮影現場は味わえない」(大竹)と改めて新藤監督に敬意を表した。また、長期に渡るロケ撮影ですっかりチームワークが出来上がっており、若き日の新藤監督を演じた豊川が「何故、僕が選ばれたんですかねぇ」とコメントすると、六平が「監督が“自分の役をやる人は背が高くてカッコいい人”って言ったからですよね」とツッコミを入れ、会場から笑いが起こるひと幕もあった。

そして本作が47本目の監督作となる新藤監督は「足腰が弱ってましたので、車椅子で現場に行ったのですが、カメラの横に座りますと、たちまち活気が戻りまして隅々まで撮ることが出来ました」とコメント。今年で96歳を迎えるが「車椅子に乗ってまで映画を作る必要はないと思うかもしれないんですけど、はいずりまわってでも“映画を作りたい”という気持ちがある」「仕事というのは“やりきった”という感じがしない」と映画に賭ける熱い想いを語ると、俳優陣は深くうなずいていた。

現在開催中のカンヌ映画祭では100歳のポルトガル人監督マノエル・デ・オリヴェイラに名誉賞が送られたが、新藤監督も「また車椅子でお世話になることになる気がしてます」と現役続行を宣言。日本で誰よりも早く独立プロダクションを設立し、映画製作を続けてきた新藤監督。「小さいプロダクションですから1本の映画にかける気持ちはいっぱい」と会見の最後まで映画への想いを語り続けた監督の最新作の公開が、今から待ち遠しいところだ。

『石内尋常高等小学校 花は散れども』
9月下旬 シネカノン有楽町1丁目ほか全国公開

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