男子バレー、16年ぶりにオリンピック出場！　6月下旬からはワールドリーグに出場 2008/6/9 11:42配信

「嬉しいです。やっていてよかったです。」38歳のキャプテン・荻野正二は男泣きで喜びを表現した。

6/8(日)に閉幕したバレーボール世界最終予選で、男子バレーは1992年のバルセロナ五輪以来、4大会ぶりとなるオリンピック出場を決めた。世界最終予選では初戦こそ強豪・イタリアに敗れたものの、続くイラン、韓国、タイ、オーストラリアのアジア勢に連勝。北京行きを決めた第6戦のアルゼンチン戦では、フルセットの末に勝利をもぎとった。

植田JAPANはこの後、6月末からの「ワールドリーグ2008」に臨む。この大会は男子バレーボールのリーグ戦として毎年開催される国際大会。参加16チームをA～Dの4グループに分け、ホーム＆アウェイ2試合ずつの総当たり戦で予選を戦う。各グループの1位チーム、各グループの2位の中からFIVBによる推薦を受けたチーム、そして開催国のブラジルを加えたチームが、リオデジャネイロで行われるファイナル・ラウンドに進出する。

北京での本番を見据えた前哨戦となる今回のワールドリーグ。植田辰哉監督は「はっきり言いますが、北京オリンピックではメダルを狙います！」と宣言した。数多の壁を越え、その実力を再び世界に知らしめるチャンスを得た男子バレーが、どこまでやってくれるか期待せずにはいられない。

【FIVBワールドリーグ2008 日程】
□6月28日(土)・29日(日)　有明コロシアム　〈日本×ポーランド〉
□7月5日(土)・6日(日)　パークアリーナ小牧　〈日本×エジプト〉
□7月19日(土)・20日(日)　大阪市中央体育館　〈日本×中国〉