
Cocco
歌手・Coccoの初のドキュメンタリー映画『大丈夫であるように -Cocco 終らない旅-』が完成した。監督は、映画『誰も知らない』、『歩いても 歩いても』の是枝裕和。
Coccoは、1997年にシングル「カウントダウン」でデビューし、聴き手の心を捉えるボーカルとパフォーマンスで一躍ヒットを飛ばした。歌手活動以外にも、故郷・沖縄での「ゴミゼロ大作戦」や、ベストセラーとなった絵本の執筆など、唯一無二のアーティストとして孤高の才能を発揮している。
是枝監督が本作を撮ることになったのは、昨年7月に世界で同時開催されたライブイベント「LIVE EARTH」でCoccoを見たことがきっかけ。沖縄の米軍基地移設予定の海に現れた2頭のジュゴンについて語り、その姿に喚起され制作した「ジュゴンの見える丘」を唄うCoccoの姿を見た是枝監督は、「僕の中で何かが震えた。何かしたい、素直にそう思った」とそのときの気持ちをコメントしている。
本作は、Coccoがデビュー10周年を迎えた昨年スタートした全国ツアー「きらきら Live Tour 2007/2008」を中心に撮影された。Coccoはこのツアーを通して、自分と同じ痛みを抱える人が日本中にたくさんいることを改めて考えさせられる。是枝監督は、「泣きながらカメラを回したのは生まれて初めてだ」と明かしている。Coccoが感じたことが、是枝監督を通して、この映画を観る人へと伝えられる。
本作は、12月より東京のシネマライズ、ライズX、大阪の梅田ガーデンシネマ他で全国で公開される。
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