ミュージカル「ミス・サイゴン」福岡公演を記念して、笹本玲奈と原田優一がトーク＆ライブ 2008/10/17 21:17配信

博多座開場10周年第1弾として、博多座初の3ヵ月ロングラン公演が行なわれるミュージカル「ミス・サイゴン」。1月分のチケット発売を目前に控え、待ちきれない博多のファンのために、キム役の笹本玲奈とクリス役の原田優一、そして音楽監督の山口ひで也(ひでは「王」へんに「秀」)が来福し、トーク＆ライブを行った。

笹本が「演じる側には精神的にも体力的にも大変なのですが、観ているお客様に持って帰っていただけるものが多い作品」と語れば、「クリスはベトナムでもアメリカに帰ってからも色んな苦悩をする役なので、演じている自分も舞台が終わってから立ち上がれなくなるくらいになりながらやっています」と原田。まさに役者も全身全霊で挑んでいるだけに、舞台への意気込みもひとしおだ。また、博多座が“「ミス・サイゴン」を上演することを前提に設計された劇場”だという話には「その構造を聞いてビックリしました。そんな素敵な劇場があるなんて」と、山口も期待が大きくなった様子だった。

イベント当日は10月とは思えないほどの暑さの中、汗だくになりながら『Why God,Why?(神よ何故？)』、『命をあげよう(I’d Give My Life For You)』、『サン・アンド・ムーン(Sun and Moon)』、『世界が終る夜のように(The Last Night of the World)』の４曲を熱唱・演奏してくれた3人。博多座でも熱い舞台を魅せてくれるのは間違いなさそうだ。

「博多座では1月からという寒い時期に上演しますが、作品はすごく熱いものになっていますので、楽しみにしていてください」(笹本)「博多座での3ヶ月公演、それぞれの役に3人、4人とキャスティングされていますので、色んな組合せで観ていただくのも楽しみのひとつだと思います」(原田)「とにかく素晴らしい作品です。我々のエネルギーを劇場で一緒に味わってください」(山口)

ミュージカル「ミス・サイゴン」博多座公演は、プレビュー公演：2009年1月3日(土)・4日(日)、本公演：1月5日(月)～3月15日(日)まで上演される。1月公演分のチケット発売はいよいよ10月25日(土)10:00から。何度も博多座に足を運び、何度も感動の舞台に触れてほしい作品だ。

取材・文：森潤子(チケットぴあ九州)