
TRICERATOPS
約2年ぶりのオリジナル・アルバム『MADE IN LOVE』を引っさげ、TRICERATOPSが全国ツアー「DANCE TO THE SPACE GROOVE TOUR」を開催。初日、11月1日の名古屋・ボトムラインは、ダンス&大合唱となり最高のスタートを切った。
和田唱(vo&g)、林幸治(b)、吉田佳史(ds)の3ピースロックバンド、TRICERATOPSは、昨年デビュー10周年を迎え、今年夏にはレコード会社を移籍し心機一転。『MADE IN LOVE』はその移籍後初のアルバムだ。中毒性の高いメロディが、勢いありテクニックありの豊かなアレンジで表現され、“踊れるロック”としてさらに進化した快作。それだけに本ツアーも注目が集まっている。
ライブ初日は、程よい緊張感と突き抜けた解放感が交差する熱い夜となった。ボーカル・和田が「ガンガン踊って楽しんでって! 俺らも思いっきり楽しむから」と話すと、シングル発売した『FUTURE FOLDER』などアルバム楽曲を中心に、定番曲も織り交ぜたラインナップを披露。メンバー3人がその最小編成とは思えないほどの骨太なグルーヴを生み出し、観客を踊らせていく。前面で鳴るギターや変化に富んだリズムなど細部までこだわった楽曲を、直球のロックサウンドで魅せる力はさすがだ。そしてアルバムに収められた沢山のポジティブなメッセージが観客をあおり、興奮は最高潮に。最後は拍手と声援が鳴り止まない中での終演となった。
もはや中堅どころのTRICERATOPSが、“音楽が楽しい”と感じていることを確信できる爽快なステージ。アルバムもそうだが、新旧のファンを納得させる進化と原点、そしてエネルギーがあった。本ツアーは、この後、大阪、福岡、仙台、札幌など日本全国を回り、ファイナルとなる12月13(土)東京・STUDIO COASTへと続いていく。
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