ABBAのヒット曲に歓喜！　『マンマ・ミーア！』に好評の声が続々 2009/2/2 18:00配信

雑誌「ぴあ」調査による2009年1月30日、31日公開の映画の満足度ランキングは、ABBAの大ヒット・ナンバーで構成されたロングラン・ミュージカルを映画化した『マンマ・ミーア！』がトップに輝いた。2位に東ティモールやパレスチナなど数々の紛争地で苦しむ子供たちと、そんな地で医療活動を続ける日本人医師に迫ったドキュメンタリー『地球のステージ　ありがとうの物語』、3位に鬼才・園子温監督が実話を基に描いた熾烈なラブ・ストーリー『愛のむきだし』が入った。(映画満足度ランキング表)

1位の『マンマ・ミーア！』は『ダンシング・クイーン』やABBAのヒット曲が次から次へと登場する作品だけに「ABBAが好きで観にきた」(77歳・女性)、「好きなABBAの音楽がとても楽しいミュージカルになっていた」(52歳・男)など年配の観客から熱い支持を集める一方、若い観客からも「“結婚”というテーマだけでなく、家族愛についても考えさせられた」「幅広い年齢層の女性が共感できる映画」「コメディ的な部分もとても楽しめた」などの好評を集めた。

2位の『地球のステージ…』と『愛のむきだし』はいずれも満足度90点超の高い評価を残した。「本当の豊かさ・幸せとは何かということを考えることができた」「“健康に生きる”以上のことを求めてしまう日本人に観てほしい」などのコメントが寄せられた『地球のステージ…』。「タイトル通り、愛をむきだしにしている感じで、正直に気持ちを伝える大切さを描いている」「長さはまったく感じなかったが、これは4時間でなければならない内容の作品」などの感想を集めた『愛のむきだし』。内容は異なるものの、どちらの作品も上映後の観客が非常に真摯な感想を寄せていたのが印象的だった。

その他、1月31日からは人気コミックの映画化第2弾『20世紀少年＜第2章＞最後の希望』や、革命家チェ・ゲバラの最期をベニチオ・デル・トロの渾身の演技で綴った『チェ 39歳 別れの手紙』などが公開されている。

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(本ランキングは、2009年1月30日(金)、31日(土)に公開された新作映画15本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)