
『井上雄彦ぴあ』の表紙 (c)I.T.Planning, Inc.
2008年初夏に東京・上野の森美術館で行われた「井上雄彦・最後のマンガ展」の初の巡回が決定した。
「井上雄彦・最後のマンガ展」とは、『スラムダンク』『リアル』などの人気長編マンガを生みだした井上雄彦が美術館いっぱいに描き出す、この時この場限りの“空間マンガ”。今なお連載中である『バガボンド』(主人公:宮本武蔵)の、延長上にある一篇の物語を100点以上におよぶ肉筆画で表現する。
上野の開催では、一つの空間でしか共有できないこの物語に全国から多数の来場者が殺到。入場制限を行わなければならないほどの事態となり、展示を観ることのできなかった多くの来場者を見て、作者・井上雄彦が巡回展の開催を決意した。
次なる開催地は宮本武蔵が晩年を過ごし、そして終焉をむかえた地でもある熊本。4月11日(土)より「重版 <熊本版>」と称し、熊本市現代美術館にて上野の空間を完全に再現する。入場料は一般1500円、高校・大学生1000円、小・中学生500円。前売券は3月12日(木)より発売。なお、他県からのアクセスに便利な阿蘇くまもと空港や福岡発着のバス乗車券付きチケットも用意されている。
また、同日発売となる特集本「井上雄彦ぴあ」(1,000円)では、作者のロングインタビューをはじめ尾田栄一郎や小栗旬との対談、『バガボンド』で武蔵と関わりを持つ重要人物紹介、武蔵と熊本の関係を知るコラムなど、さまざまな角度から「最後のマンガ展」の魅力に迫る。
今年の春は熊本から目が離せない。
「井上雄彦・最後のマンガ展 重版 <熊本版>」
熊本市現代美術館
2009年4月11日(土)~2009年6月14日(日)
※火曜日休館。5/5(火)は開館、5/7(木)を振替休館。
10:00~20:00 (19:00最終入場)
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