
ロッド・スチュワート (c)田中栄治
今年1月アメリカからワールド・ツアー「Rocks His Greatest Hits」をスタートしたロック・ボーカリスト、ロッド・スチュワート(64)が、3月11日、日本武道館公演を行った。全世界で2億5千万枚以上のレコード・セールスを誇るスーパースターの貫禄あふれるステージに、会場を埋め尽くした1万人の観客が熱狂した。
ピンクのジャケットにピンクのネクタイを身に付けたロッド・スチュワートがゆっくりとステージに姿を現すと、観客はスタンディングオベーションで迎えた。1984年のヒット曲『サム・ガイズ』で幕を開けると、最新アルバム『グレイト・ロック・クラシックス』から『イッツ・ア・ハートエイク』『雨を見たかい』や、大ヒット曲『ホット・レッグス』『マギー・メイ』『アイム・セクシー』など全21曲を披露した。
ロッドのお茶目ぶりも健在で、会場がふとした瞬間に静かになると、「どうしたんだい?」というおどけた表情を作り観客を沸かせる。ライブの中盤には、ロッドの21歳になる愛娘、ルビー・スチュワートが登場し、ソロで2曲披露した。シンガーをめざしている愛娘のために大舞台に出演させるという親バカぶりも見せた。また、今回の日本公演用に、近年の海外ツアーでは演奏していない『もう話したくない』『セイリング』も熱唱し、最初から最後までエネルギッシュなステージを披露した。
ジャパン・ツアーは、1996年1月の来日公演以来、通算7度目。本公演の後は、3月12日(木)に日本武道館、14日(土)にさいたまスーパーアリーナで行う。ワールド・ツアーは今秋まで続く予定。
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