
丸の内合唱団 (リューベック広場コンサート) (c)久保靖夫
4月28日から5月5日に東京・丸の内で開催されたクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2009 バッハとヨーロッパ」は、超満員の観客の歓声に包まれつつ閉幕。71万1000人の来場者数を記録した。
1995年にフランス・ナントで誕生した「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」は2005年のゴールデンウィークに日本で初めて開催。以来、ゴールデンウィークの東京・丸の内の風物詩として定着している。今回は過去の来場者アンケートで最もリクエストの多かった“音楽の父”バッハをテーマに開催したこともあり、これまでに無いペースで完売公演が続出。有料公演168公演のチケット販売枚数は13万6788枚を、また販売率が過去最高の94.2%に達した。
開催5年目のメモリアルイヤーとなった今回は、前夜祭スペシャルコンサートの開催、500円の中高生席の販売、キャパ5000人を収容する東京国際フォーラム ホールA会場で大型スクリーンを設置して演奏者の表情や指使いを映し出すなど、新しい試みも多数あり、音楽祭の可能性の大きさを感じさせた。0歳からのコンサート、千代田区の地元小学校へのアウトリーチ活動、公開リハーサル、子どもたちが様々な音楽の魅力に触れ合えるキッズプログラムなど、これまでの人気企画も大好評。また、課題となっていたホール間移動の際に発生する混雑も大幅に解消され、運営面での改善点も大きく光った。
音楽祭最終日の5月5日に行われた開催結果報告では、早くも来年の音楽祭開催を発表。生誕200周年を迎えるショパンをテーマに、ナント(フランス)、リスボン(ポルトガル)、東京、金沢のほか、ショパンの生地ワルシャワ(ポーランド)での開催も検討されている。クラシック音楽三昧となった熱狂のゴールデンウィークの余韻に浸りつつ、早くも来年の「ラ・フォル・ジュルネ」開催が待ちきれない。
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