
チームメイトとともにリヨン戦の勝利を喜ぶ太田(右から二番目)<br>(C)スポーツビズ,
フランスの強豪クラブ、エクス・アン・プロヴァンスに期限付きで移籍中の北京五輪フェンシング個人銀メダリスト太田雄貴が、所属クラブの判断によりフェンシング・フルーレフランス選手権(21日)の出場を正式に見送った。16日、太田の所属事務所が発表したもの。
「フランスで試合をすることが大きな夢だったし、その本場で彼ら(フランス人)をやっつけたい」と渡仏前に意気込みを語った太田だが、同国の規定において外国籍選手が出場する場合は6か月以上の滞在が必要だという。また、その他のクラブから世界ランク1位の太田が出場することへの不満の声が上がり、太田の出場が見送られることになった。太田は4月に開催された準々決勝リヨン戦で出場し、チームの勝利に貢献していた。
太田は「自分としては最後までエクス・アン・プロヴァンスの一員として戦いたかったので残念。でも4月の渡仏では、非常に中身の濃い充実した経験ができ、自分を進化させるよいチャンスをもらえたと感謝しています。今後は次の試合となる世界選手権で結果を出し、今シーズンをよい形で締めくくれるようがんばりたい」とコメントしている。
なお、太田は10月にトルコ・アンタリアにて行われる世界選手権に出場する予定。
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