
『Souda Kyouto He Ikou』場面写真
『グーグーだって猫である』の犬童一心監督、『トウキョウソナタ』の黒沢清監督、『パコと魔法の絵本』の中島哲也監督、『悪夢探偵』の塚本晋也監督、『愛のむきだし』の園子温監督と、名前を挙げたらきりがないほど、日本映画界で現在活躍している監督たちを多く生み出してきた世界最大の自主映画コンペティション、PFFアワード。このコンペティションを中心に開催されるぴあフィルムフェスティバルが、7月17日に開幕した。
今年のPFFアワードへの応募総数は569本。今回の入選作は、『ソレダケ』(岩永洋監督)、『私の叙情的な時代』(任書剣監督)、『青春墓場~問答無用~』(奥田庸介監督)、『ぴゅーりたん』(佐々木想監督)、『大拳銃』(大畑創監督)、『夢の島』(蔦哲一朗監督)、『かたすみで、ヤッホウ』(松村真吾監督)、『一秒の温度』(井上真行監督)、『Souda Kyouto He Ikou』(加納隼監督)、『恋愛革命』(武田真悟監督)、『シュナイダー』(頃安祐良監督)、『chain』(加冶屋彰人監督)、『VISTA』(佐々木靖之監督)、『彼女のファンタジー』(中嶋祐介監督)、『普通の恋』(木村承子監督)、『靄の中』(飯塚諒監督)の16作品で、この中から、グランプリが選出され、7月31日に開催される表彰式にて発表、上映される。
他にも、招待作品部門として、俳優、監督として活躍するクリント・イーストウッドの過去17作品の上映“イーストウッド!~映画監督クリント・イーストウッド誕生~”や、大島渚監督の作品を、『歩いても歩いても』の是枝裕和監督、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の若松孝二監督、黒沢清監督らの講義と共に解析する“大島渚講座”が開催。また、監督育成のために1984年に始まった映画製作の援助制度“PFFスカラシップ”の作品である『川の底からこんにちは』(石井裕也監督)も上映される。
映画ファンには見逃せないぴあフィルムフェスティバル。映画ファンが集まるこのイベント。ファンはもちろんだが、映画監督や映画業界を目指す人もぜひ来場して、会場に沸く映画熱を体感してみてはいかがだろう。
第31回ぴあフィルムフェスティバル
7月17日(金)~31日(金)、東京国立近代美術館フィルムセンター大ホールにて開催
チケットぴあに掲載されているすべてのコンテンツ(記事、画像、音声データ等)はぴあ株式会社の承諾なしに無断転載することはできません。
Copyright c PIA Corporation. All Rights Reserved.