
映画『イサム・カタヤマ…』初日舞台あいさつに登壇したGLAYのHISASHI(左)とTAKURO
海外にも多くのファンを持つ人気レザーブランド「BACKLASH」のオーナー兼デザイナー、片山勇を追ったドキュメンタリー映画『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』の初日舞台あいさつが25日、都内で行われ、片山のほか、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦、本作の音楽を手がけたGLAYのTAKUROとHISASHI、そして牧野耕一監督が登壇した。
片山との出会いについてTAKUROは「飲みの席で“神様”みたいな人がいて、それが片山さんだった」と語ると、HISASHIは「深夜のクラブで“ジャック・スパロウ”みたいな人が暴れていて、それが片山さんだった」と振り返ると、会場は大爆笑に。しかし、ふたりが片山から受けた影響は大きいようで、TAKUROが「音楽を作る上で一番参考になったのは片山さん。30歳を過ぎてから、毎日が迷いの連続でしたが、片山さんの仕事やたたずまいはいつもブレないので、音楽が作りやすくなった」と語ると、HISASHIは「片山さんの人生のBGMを作る気持ちで、自宅でBACKLASHの服を着込んで音楽を作りました」と、制作秘話を披露した。
牧野監督が「谷中さんから片山さんを紹介してもらった。その時から映画を撮る予感はあった」と、本作が生まれるきっかけを語ると、谷中は「僕、この映画の中では本当に“ちょい役”なんですよね。なのに、こんな場にも呼んでいただいて、なんか責任を感じてしまう」と恐縮。すると、牧野監督は「映画に中に登場する谷中さんの泥酔具合は見どころです」と語り、会場の笑いを誘った。
これまでほとんどメディアに登場しなかった片山が「自分のすべてをさらけ出している」と語る本作に対する注目度は大きく、会場には登壇者のファンだけでなく、ファッションに関心のある若い観客も集結。牧野監督が「いい意味で悪い男しか出ていない。イイ男、イイ女になりたい人にぜひ見てもらいたい映画です」とコメントすると、大きな拍手を送っていた。
『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』
シネマライズにて公開中
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