
日清製粉グループCMキャラクター“コニャラ” (C)2010 Studio Ghibli
スタジオジブリは19日、日清製粉グループ創業110周年の記念CMを制作したことを発表した。
CMは“コニャラ”という子ネコが主人公。鈴木敏夫プロデューサーが描いた子ネコの絵を、宮崎駿監督の長男・宮崎吾朗監督が絵コンテに起こし、『崖の上のポニョ』の作画監督・近藤勝也氏が筆ペンで230枚の絵に仕上げた。
発表会見に出席した鈴木プロデューサーは、“コニャラ”について「筆でネコを描いてみたら、うまく描けた。宮崎駿にも『鈴木さんが今まで描いた中で一番いいよ』と褒めてもらえてうれしかった」と満足顔。筆ペンによるアニメはジブリ初の試みで「30秒(のCM)でも大きな挑戦だった。それを近藤がひとりで描いた。最後まで一番関心を持っていたのは宮崎駿だった」と振り返り、「これをきっかけに、(コニャラの)長編を作ろうかな」と意欲も見せた。
CMの主題歌は、森山良子と矢野顕子の新ユニット“やもり”が担当。新曲『ただいまの歌』を提供した。鈴木プロデューサーは「ネコが寝転んだり歩いたりするときに合う声を考えたら、矢野さんが浮かんだ。森山さんは青春時代のあこがれ。ふたりとも大好きです」と笑顔で話した。
CMは20日(土)から全国で放送される。
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