
アルベルト・ザッケローニ新監督(中央)
サッカー日本代表の新監督に就任が決定したアルベルト・ザッケローニ氏が8月31日、来日し、都内で会見を行った。
ザッケローニ新監督は「この話が来たときに、すぐに熱意を持ってチャレンジしたいと思った。セリエA(イタリア国内リーグ)で中小のクラブからトップまで経験し、自分のサッカーの幅を広げたいと思っていたので、このような機会を得られ嬉しく思う」と挨拶。『日本のサッカーの印象は?』との質問に対し、「今回のW杯を見ても日本は強くなっている。(前監督の)岡田さんが残してくれたバックボーンがあるので、いいスタートを切れるのではないか」と話した。
難航した監督人事が決着した。原博実技術委員長は「日本がこれからレベルアップするために本当に日本を託すことができる人と契約したかった」とコメント。ザッケローニ監督を招聘した理由について「今回のW杯でも日本の組織的な守備はある程度出来ていた。次のステップとして、守備からいかに攻撃を仕掛け、点を取るか。これを考えたときに彼の経験やこれまで培った大胆なサッカーを取り入れてもらうことで、日本のレベルがもう一段上がるはず」と説明した。また、監督の人柄にも触れ「まじめで誠実。話をしていてもやりやすかった。彼自身も日本人をリスペクトし、アジアカップの難しさを理解してくれている。そういった意味で監督に最もふさわしい」と絶賛し、「これからは監督を全面的にバックアップし、彼がやりやすい環境を整えてあげたい」と全面支援を約束した。
インテル、ユヴェントス、ミランといった欧州でも有数のビッグクラブで監督を務めたザッケローニ監督。特にミランではリーグ優勝を果たすとともに、そのシーズンの国内最優秀監督にも選ばれた。しかしながら、国外で指揮を執ったことは一度もなく、代表監督就任も初となる。「長くセリエAで監督をやり、挑戦するなら代表チームしかないと思った」と、代表監督初挑戦に意欲を燃やすザッケローニ監督は、「私のイメージとして攻撃的なサッカーをすると思われるがちだが、自分ではバランスの取れたチームを作れると思っている。攻守両方がひとつのゲームでうまく出せるようなチームにしたい」と今後のチーム作りの方針を示した。
日本代表は9月4日(土)に日産スタジアム(神奈川)でパラグアイと、同7日(火)に長居スタジアム(大阪)でグアテマラとそれぞれ親善試合を行うが、就労ビザの関係でザッケローニ監督はベンチに入ることができない。そのため、2試合とも原技術委員長が監督代行として指揮を執り、関塚隆・元川崎フロンターレ監督がコーチを務める。
<キリンチャレンジカップ>
パラグアイ戦:9月4日(土)日産スタジアム(神奈川)
グアテマラ戦:9月7日(火)長居スタジアム(大阪)
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