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「女性に観て欲しい」 韓国の鬼才パク・チャヌク監督がハリウッドデビュー作を語る 2013/5/31 15:20配信

パク・チャヌク監督

『アリス・イン・ワンダーランド』(10)のミア・ワシコウスカ、『めぐりあう時間たち』(02)のニコール・キッドマンが共演した異色ミステリー『イノセント・ガーデン』の韓国の鬼才パク・チャヌク監督が、ハリウッドデビュー作となった本作を満喫したことを報告した。

18歳になった少女インディア(ワシコウスカ)の最愛の父が不審死を遂げ、それと同時に長年消息不明だった叔父(マシュー・グード)が突如現れ、情緒不安定な母親エヴィ(キッドマン)との共同生活が始まるが、やがて彼女の周囲で不可解な事件が次々と発生していく。「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラーのオリジナル脚本を手にしたチャヌク監督は、その内容に“可能性”を感じたという。「上手い脚本はすべてが書いてあって、誰が演出しても同様の作品になりそうですが、これは上手い上に“余白”が多かった。演出する監督の息吹を込める、そういう空間がありました。これは個性的な作品になると思いましたよ」。

その“余白”をハッとするような映像美の数々で埋めたチャヌク監督の最新作は、女性を中心に前評判も上々だ。物語の基本的な構造に変更はないそうだが、たとえば髪をとかす映像が草原のシーンに変わるなど、“映像で語る”チャヌク節は全開。自信のシーンは「多すぎて分からない(笑)」そうだが、ディテールは、すべてチャヌク監督が付加したという。「たとえば、インディアの独白のボイスオーバーを施した最初と最後のシーンは、編集段階で足しました。“狩り”のエピソードも、最初の脚本になかったです。ハリウッドデビューというプレッシャーよりも、元の脚本をリスペクトしながら楽しく仕事をしました(笑)」。

美しくも危険な“愛”を扱い、その語り口はカンヌ映画祭で審査員賞に輝いた『渇き』(09)に通じるものがありそうな気がするが、「確かにこの映画は、ヴァンパイア的な比喩が入っていますが、主たるテーマは違うと思います(笑)」と指摘を微調整した上で、「女性に観てほしいと思って作ったことは確かです」と女性の関心を誘う物語であることを強調したチャヌク監督。「女性は大人になるにつれて、さまざまな葛藤を覚え、経験を重ねます。たくさんの女性に観ていただいて、ご自分の成長過程を振り返ってほしいとも思いますね」。

『イノセント・ガーデン』
5月31日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか 全国ロードショー

取材・文・写真:鴇田 崇

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