
住岡梨奈 写真: Ohagi
7月17日(水)に東京・clubasiaでSMA 40th presents NEXT NEW LIVE SERIES 「HARE NOVA」のVol.04が開催された。
この形式での開催は今回でひとまずラストとなる同イベント。MCの蜜の木村ウニとソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)の冨永周平による趣旨説明のあと、この日の1組目、ShiLockが登場。観客を煽るステージングなど、トップバッターとは思えない堂々たるパフォーマンスで、会場のボルテージを上げていた。同イベントの見所のひとつであるゲストウォッチャーからはその立ち振る舞いへの賛辞とともに「もっと自身のカッコ良さを研究したら、楽曲の幅が広がるのでは?」というコメントが出された。2組目の中村佳穂はキーボード弾き語り。どこまでが決まっていて、どこからが即興なのか分からない楽曲は、会場の空気を一変させ、パーカッションのスティーブ エトウの変幻自在なリズムとの調和、所々この状況を楽しむ中村の笑顔が印象的だった。ウォッチャーも絶賛する一方で「もっと聴かせる歌も聴きたかった」という要望も飛び出した。3組目はMarmalade butcher。インストバンドでロックミュージックを奏でた彼らは、その演奏力もさることながら、一筋縄ではいかない雰囲気が楽曲のそこかしこに表現されており、この先の飛躍を感じさせた。また、木村ウニを迎えて、初めてボーカルを入れ披露した『フレンズ』『六本木心中』のカバーも可能性を感じさせた。ウォッチャーからは「VJなども使うと面白いかも」という意見が聞かれた。4組目はBELLRED。それぞれがリードボーカルを取れるという強みを楽曲に活かしており、ラストに披露した『A Whole New World』のアンサンブルは初見の人も圧倒する凄みを感じさせた。ウォッチャーからは「曲を聞かせるための工夫があればもっと良い。例えば演劇っぽくするとか」など建設的な意見が聞かれた。ラストはもしもしくじら。この場に立てた事に対する想いを感じさせる、はつらつとした熱のこもった演奏で、レコメンドアーティストのトリを堂々と務め上げた。ウォッチャーも演奏力や曲調に賛辞を送る一方「もっと違う音域で歌ってみてもいいのでは」というこれからの広がりを感じさせるコメントも聞かれた。
5組が終了し、この日のゲストアクト、住岡梨奈が登場。「こうやって音楽好きな人が集まったステージに立てるのは幸せ」という言葉どおり、この日のウォッチャーを務めた堂島孝平がバンマスのスペシャルバンドとともに、伸びやかな歌声と跳ねるような楽曲を披露。自身が出演した『テラスハウス』のオープニング主題歌であるテイラー・スウィフト『We Are Never Ever Getting Back Together』のカバーや、『flavor』などを歌い上げ、イベントの最後を締めくくった。
HARE NOVA FINAL !!!!!は8月28日(木)にTSUTAYA O-EASTでゲストにUNISON SQUARE GARDENを迎えて行われる。チケットは発売中。
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