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新感覚・音楽朗読劇を支える、声優・山寺宏一の存在 2014/9/18 18:30配信

左から、山寺宏一、藤沢文翁  撮影:源賀津己

左から、山寺宏一、藤沢文翁  撮影:源賀津己

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作・演出の藤沢文翁が2009年にスタートさせた、新感覚・音楽朗読劇「SOUND THEATRE」。その藤沢が「恩人」と語るのが、第1回公演から参加し、今回で6度目の出演となる山寺宏一だ。そんなふたりに、新作『eclipse』について訊いた。

ふたりが出会った当時、まだまだ無名だった藤沢。しかし山寺が彼の台本に惚れ込み、SOUND THEATREへの出演を決めたと言う。山寺いわく「日本人とは思えない、翻訳もののような雰囲気とセンスを持った方。すごく世界観が広く、また内面の変化が複雑なようで、非常に分かりやすく描かれている。何より藤沢さんの文章は、やっていてとても心地がいいんです」。

山寺といえば、言わずと知れた声優界の大御所。藤沢は「山寺さんはいつも、僕の想定のさらに上をいかれるので」と笑いつつ、「僕は書いている段階から音楽監督と相談し、どんな曲がいいか、どのタイミングがいいかなど計算していきます。それでも完成度としては、まだ6割程度。やはり山寺さんのような優秀なアーティストの方に参加いただけるので、そのための余白は残しておくべきだと思うんです」との言葉に、山寺への信頼の強さをうかがわせる。

新作の内容は、安倍清明を主人公にした平安ファンタジー。歌舞伎『蘆屋道満大内鑑』と能『殺生石』を題材にしているが、藤沢は他にも落語やゲーム、アニメなど、その博識ぶりは多岐に渡る。山寺はそんな藤沢について、「いろいろあっちゃこっちゃ持ってきたところで、ひとつにまとめた時に何か通ったものがなければ、“ただの何か”にしかならないと思うんです。でも藤沢さんの作品には、グッと心に残るものがある。それは本当にすごいなと思います」と称賛する。

今回山寺は全3役を務めるが、そのひとつが藤原道長。藤沢は「人の心なら誰もが生んでしまう“鬼”がテーマ」と前置きし、「中でも道長は権力者として鬼にならなきゃいけない部分がありつつ、すごく人間くさい部分もある。陰陽師と言うとどうしても人間離れした話になってしまいがちですが、それを“人間ドラマ”に引き戻してくれるのが、この道長の存在だと思います」と山寺の役どころについて明かす。

日本古来の手品である“手妻”のほか、「今回もド派手な演出を用意しています」と藤沢。そのひと言に「僕もその内容は知らないですからね。出演者すら驚かせて欲しいです」と山寺も目を輝かせる。進化し続ける新感覚・音楽朗読劇。その新作の開幕は、もう間もなくだ。

公演は9月23日(火・祝)から29日(月)まで東京・シアタークリエにて。チケット発売中。

取材・文:野上瑠美子

  • 左から、山寺宏一、藤沢文翁  撮影:源賀津己
  • 左から、山寺宏一、藤沢文翁  撮影:源賀津己
  • 山寺宏一  撮影:源賀津己
  • 藤沢文翁  撮影:源賀津己
  • 左から、山寺宏一、藤沢文翁  撮影:源賀津己
  • 山寺宏一  撮影:源賀津己
  • 藤沢文翁  撮影:源賀津己

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