
柏木陽介(浦和レッズ) (C)J.LEAGUE
ペトロヴィッチ監督は一喜一憂しない。『明治安田生命J1リーグ』第14節・柏レイソルに0-1で敗れた試合後も、選手たちを称えた。「水曜日に(『ACL』ラウンド16第2戦・済州戦で)120分ハードなゲームをした後にもかかわらず、選手たちは最後までしっかりと走り、戦ってくれた。その選手たちの諦めない気持ち、頑張りを監督として決して非難することはできない。諦めることなく最後まで戦い続けた姿勢は、今後の戦いにも必ず生きてくる。我々にとってもいいゲームだったと評価している」と。
柏に8連勝を許し、1試合少ないとは言え、勝点7差をつけられても、リーグ戦直近5試合で1勝1分3敗と結果が出ていなくても、だ。
指揮官はさらに「残り21試合ある。勝利を重ねて、追い付けるだけのゲーム数は十分に残されている。サッカーは勝つことも負けることもある。その中で何を見せられるかが重要だと思っている。敢えて言うが、最終的にシーズンが終わった時に、我々は柏より上にいるだろう。必ず連勝して、(柏を)追い越せる日が来るはずだ。我々は今日負けはしたが、強いチームだ。負けはしたが良いものが見られた試合だった」と続けた。
監督がこれだけブレなければ、選手たちも勇気付けられるだろう。昨年の『JリーグYBCルヴァンカップ』決勝で選手たちが異口同音に「ミシャにタイトルを!」と口にしていたことが思い出される。
今週末、浦和と対峙するジュビロ磐田は前節、長いトンネルを抜けた。3分2敗の5試合勝利なしと喘いでいたが、ガンバ大阪をホームで迎え、3-0の返り討ち。名波浩監督率いる磐田は不思議なチームだ。4試合連続無得点から一転の完勝劇である。第8節・鹿島アントラーズ戦でも前半にペースを握り、後半は猛攻を受けながら、キッチリ3-0で試合を終えた。下位に沈んでいるチームに苦戦したかと思えば、上位陣に大勝する今季の磐田は侮れない相手と言える。
『明治安田生命J1リーグ戦』第15節・浦和×磐田は6月18日(日)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。チケット発売中。試合前には、『REDS25周年記念トークショー』が南広場特設ステージにて開催。OBにして、現在はフランクフルトに所属する長谷部誠が登場。浦和在籍時のエピソードや浦和に対する想い、さらに近況などを大いに語る。
またボルシア・ドルトムントを迎え撃つ『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』のチケットはチケットぴあにて本日6月16日(金)午後11時59分までプリセール・先行先着受付中、6月17日(土)午前10時より一般発売開始。
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