
チョン・ソンリョン(川崎フロンターレ) (c)J.LEAGUE
今日が大事である。川崎フロンターレは前節、開幕25戦無敗と記録を伸ばしたものの2試合連続引き分けとなった。気付けば2位・横浜F・マリノスが勝点4差まで迫ってきた。
エクスキューズはある。ホームゲームは5月30日まで遡らなければならない。8月14日『明治安田生命J1リーグ』第24節・柏レイソル戦は堅守からのカウンターに苦戦しながらも徐々に主導権を握り後半16分には数的有利となった。ゴールへの追い風が吹く中攻勢を見せるも相手GKキム・スンギュの大当たりに遭い、今季初のスコアレスドローに終わった。
8月18日の『天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会』ラウンド16・清水エスパルス戦を挟み(この試合も実質アウェイ!)、中2日で迎えた第25節・サンフレッチェ広島戦は中11日と休養十分のホームチームとコンディションの差は明白。悪天候の中、前線からの強度の高い守備に後手を踏み、先制を許す。それでも後半から20歳のFW宮城天、後半22分に22歳のFW遠野大弥、23歳のMF橘田健人を投入するとペースを掴む。後半28分には橘田のロングパスを旗手怜央が受けて、最後はCFレアンドロ・ダミアンが決め切り1-1。その後一気に逆転を狙うも広島の守備を崩し切るには至らず勝点1を持ち帰ることになった。
本日8月25日のアビスパ福岡戦が重要なのは選手たちも理解している。GKチョン・ソンリョンも8月23日のメディア対応で「2試合引き分けたがここで気持ちを切らさないで、1試合1試合決勝のつもりで戦わないといけない。ほかのチームが追いかけてくるのは関係ない。自分たちのサッカー、監督が追い求めるサッカーをしていくだけ」と口にした。さらに「自分たちのサッカーをすれば得点も奪えるし、無得点に抑えられる」とキッパリ。
第26節もアウェイとなる。舞台はベスト電器スタジアムである。川崎Fは第27節(しかも札幌ドーム!)までアウェイ7連戦を強いられる。その先には約3か月ぶりのホームゲームが待っている。『JリーグYBCルヴァンカップ』準々決勝を経て、9月9日(木)にヴィッセル神戸を等々力陸上競技場で迎え撃つのだ。第28節では川崎市水道100周年記念イベント『かわさき水まつり』を実施。当日は水に関わる3つのテーマランド「かわさき水まつりランド」「フサ道ランド」「FINLANDランド」がスタジアムの外に登場。選手たちは今夏限定「水ユニ」を着用し、ド派手な補強を敢行した神戸と対峙する。またサウナと言えば水風呂ということでドラマ『サ道2021』で主人公を演じる原田泰造さんによる始球式、同じく水つながりでH2Oの元ボーカル・なかざわけんじさんによるハーフタイムショーも行われる。『明治安田J1』第28節・神戸戦のチケットはチケフロ(Jリーグチケット)にて8月26日(木)午前10時より一般発売。
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