
リカルド・ロドリゲス監督(浦和レッズ) (C)AFC
ただの準々決勝ではない。リカルド・ロドリゲス監督の言葉を借りれば、“運命の準々決勝”となる。8月20日『AFC チャンピオンズリーグ 2022』ノックアウトステージ ドローセレモニーが行われ、準々決勝のカードが浦和レッズ×BGパトゥム・ユナイテッド(タイ)に決まった。パトゥムUの前身バンコク・グラスはかつてリカルドが指揮したクラブである。現監督の手倉森誠監督とは2019・2020年にそれぞれ徳島ヴォルティスとV・ファーレン長崎をそれぞれ指揮して『明治安田生命J2リーグ』で昇格争いを繰り広げた間柄である。
ドローを終えたリカルド監督が「私もバンコク・グラスで仕事をしたことがあるので、運命だと感じている。また、手倉森監督とは徳島にいた時も昇格争いを演じ、激しい対戦を何度も戦っているので、非常に縁があると思っている」と感想を口にすれば、手倉森監督は「BG(パトゥム)の選手も『Jリーグのチームとやりたい』『ホームの浦和とやりたい』『あのサポーターの前でやりたい』と話していた。思いは伝わった。埼玉スタジアムでやる浦和は、怖いもの知らずの風格があるように見える。以前も使ったけど、浦和には裏ワザを出さなければいけない」とニヤリ。
翌日には前日公式会見が実施された。指揮官はMF伊藤敦樹とともに登壇し、次のように抱負を語った。
リカルド監督「我々にとってはまた非常に重要な試合。今できていることをしっかりと続けていくことが大事。今はいい時期を迎えているが、いい時こそさらに気を引き締めていかないといけない。特に過信するようなことがないようにしたい。相手は必ず我々を苦しめてくると思うので、前回と同様にいい試合をして勝って次に進みたい」
伊藤「前の試合でしっかりといい勝ち方、内容が伴う試合ができたので、明日も今まで積み上げてきたものを出して次のステージ進みたい」
ホームのファン・サポーターの大きな声援が逆にプレッシャーになることはあるか問われると、リカルド監督は否定した。
「そうは思いません。我々にとってはアドバンテージだととらえているし、ここでプレーできることは本当にありがたいことだと思っている。ここにはファン・サポーターがいて、我々にとってはプラス1の12番目の選手だと受け取っている。我々にとって大きなサポートになっている」
果たして、準決勝に勝ち進むのは浦和か、パトゥムUか。『ACL』準々決勝・ヴィッセル神戸×全北現代モータース(韓国)、浦和×パトゥムUは本日8月22日・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。準決勝は8月25日(木)・埼スタにて開催。準々決勝、準決勝ともにチケット発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。
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