
ジョン・ケアード版 ミュージカル『キャンディード』製作発表会見より。写真左から、新妻聖子、井上芳雄、市村正親、村井国夫
6月に東京・帝国劇場で上演される『ジョン・ケアード版 ミュージカル「キャンディード」』。この製作発表が3月8日、都内にて行われ、出演する井上芳雄、市村正親らが公演に向けて意気込みを語った。
『キャンディード』は啓蒙思想家ヴォルテールの原作をもとに、『ウエストサイド・ストーリー』などで知られる作曲家、レナード・バーンスタインが作り上げた作品。ミュージカル分類とされることもオペラと分類されることもあり、日本でも様々なバージョンで上演されているが、今回は1999年にロンドンで初演された“ジョン・ケアード版”を上演。『レ・ミゼラブル』の演出家として名高いジョン・ケアードが自ら台本を改訂し演出を手がけ、大評判となったバージョンが、日本初上陸する。
物語は、哲学教師に楽天主義の教えを受け、城で幸せな暮らしをしていた純真で心優しい青年が主人公。恋仲になった男爵令嬢の親の反対を受けて城を追い出された彼は放浪の旅へ。戦争や大地震、詐欺や宗教裁判と次から次へ困難が襲いかかる旅路の果てに、本当の幸せはあるのか……。哲学的思想が織り込まれながらも、ユーモアに富んだ壮大な冒険譚だ。その主人公キャンディードを演じるのは井上芳雄。「キャンディードとは“真っ白な”“純真な”という意味があるらしいです。ジョンさんとも初めてお仕事しますし、真っ白な気持ちでのぞめれば」と、白いジャケット姿で爽やかに挨拶した。
そのほかにも魅力的な出演者が揃う。原作者ヴォルテールと哲学教師パングロスのふた役には、市村正親。「若かったら、本来は僕がキャンディードをやるべき」とつぶやき会場の笑いを誘った彼は、「ジョンさんは非常に想像力をかきたてる演出家。僕のイマジネーションもいっぱいかきたててこの作品を作っていけたら」と意気込みを。また男爵令嬢クネゴンデを演じる新妻聖子は「ブラックジョーク満載な“大人の絵本”みたいなお話、という印象。クネゴンデは難役だと伺って、期待とともに不安も募っていますが、楽しい舞台をお届けできるように頑張りたい」と語る。なおこの日の会見で新妻は、超絶技巧が要求される劇中歌『Glitter and be Gay』を見事なコロラトゥーラ・ソプラノで披露した。ほかに村井国夫、坂元健児、阿知波悟美、安崎求、須藤香菜、駒田一らが出演する。
公演は6月2日(水)から27日(日)まで、帝国劇場にて。初日前日の6月1日(火)には公開舞台稽古が行われる。チケットはともに3月20日(土)に一般発売開始。なお、チケットぴあのWEBサイトでは、3月10日(水)11:00まで先行抽選「プレリザーブ」を受付中。
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