
左から霧矢大夢、蒼乃夕妃
宝塚歌劇月組の東京公演『アルジェの男』『Dance Romanesque』が9月16日、東京宝塚劇場にて開幕。同日には、トップスター霧矢大夢、娘役トップスター蒼乃夕妃による会見も行われた。
『アルジェの男』は柴田侑宏・脚本による往年の名作。1974年に鳳蘭、1983年には峰さを理と大スターの主演で上演された作品に、霧矢率いる月組が挑んでいる。物語は野心を抱き、自分に思いを寄せる女性をも利用して突き進んでいく青年・ジュリアンの姿を、彼に思いを寄せる3人の女性の悲劇と絡め描きだすドラマティックなもの。霧矢はスラム街で育ち悪事を働く姿から、野心を秘めたダンディなエリート姿まで鮮やかに演じる。相手役の蒼乃は、一途にジュリアンを思うサビーヌのけなげさを好演。また、クラブでのダンスも蒼乃の長い手足が映え見ごたえがあるシーンになっていた。またショーの『Dance Romanesque』では様々なダンス・スタイルが展開、デュエット・ダンスや群舞など、これぞタカラヅカといった世界が展開される。
会見では霧矢が「最近ずっとハッピーエンディングが続いていたので、月組にとっては久々の悲劇、でもロマン溢れたお芝居です。私も、野心溢れた肉食系の男役像は久々です。ショーは爽やかに楽しいものになっていて、宝塚ならではの2本立てです」とアピール。蒼乃も「お芝居は、全然タイプの違う3人の女性がそれでもやっぱり同じ人を好きになる、それほど男役さんがすごく素敵に描かれています。ショーではちょっと大人っぽいデュエットダンスを踊らせて頂くのが初めて。雰囲気を出していきたい」と語った。
公演は10月16日(日)まで。チケットは発売中。
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